あやめの里便り

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利根川東遷事業、国指定坂野家住宅と伝統産業を巡る旅

2009-07-08 20:48:23 | 潮来・茨城の歴史

長い題名でごめんなさいv

潮来市の研修旅行で、利根川と江戸川沿いにぐるっと巡って来ました!
特に関宿にはずっと行ってみたかったので嬉しかったです!

朝6時半潮来発。
「キッコーマン野田工場(もの知りしょうゆ館)」
銚子とどちらが古いんだろうねぇ、と話していたら大きな年表を見つけました。
銚子の方が古いみたいです。
案内のお姉さんが立て板に水の解説。勉強になります!

「関宿城博物館」
場所に感動しますよ!
本当に利根川と江戸川の分岐点です!
最上階が展望台になっているので、それがばっちり見えます!
江戸川の方には水閘門が造られているんですね。

もともと利根川は江戸湾に流れ込んでいたのですが、徳川家康の東遷事業で現在の位置に移動させているのです。凄過ぎ。
以前ブログで書きましたが、江戸時代に東北から江戸まで上米やその他物資を運ぶ時は、高瀬舟で利根川を上りました。
利根川から江戸川に移る際は(海の満ち潮に合わせて)水位が上がるのを待ったそうです。そこが関宿。
(ちなみに先程の野田からは、江戸まで船で半日と説明してました。)
しかし、水運で栄えた所は水害にも遭うもので、博物館のかなりの割合は洪水と治水事業が占めていたように思います。

三分の一の高瀬舟の模型がありましたが、この三倍の船があったとしても、そんなに大きくは思えません。
これに1300俵(!! 資料を確認したらこの数字でした!)も積んで航行するとは、何と命知らずな。
昔の人達は心身共にキャパが広い。

「坂野家住宅」
どんだけ豪農やねん! くらいの惣名主。
あちこちに大事に保存している歴史のある住宅がありますが、こんなに大きな物は初めてです!
比較的新しい(といっても100年ほど前)増築部分の書院・月波楼だけでも55坪!
母屋の茅葺きの屋根が何重にも葺いてあって、これにもびっくりしました!

「豊田城(石下)」
小貝川辺りに建てられていた豊田城を偲んで、城の形の複合施設になっています。
展示室は3~6階まで。7階は展望室です。
6階は農民文学「土」の長塚節関係。ムシロを背負った旅姿は、明治の時代てあっても奇異だったらしいです。
3階の石下の歴史。天狗党の記事が少しありましたが、あまり好意的には書かれていませんでしたね。
筑波山もすぐそこですから、早くからご迷惑を掛けていた所かも・・。
そして一階ホール。城主豊田善基が、敵に内通していた家臣に毒殺される場面が再現されていました。
影の悪役は多賀谷氏と「佐竹」氏。あーもう。
ちなみに「龍」は豊田氏の旗印です。



それにしても暑かった一日。
気持ちも熱かったです!


2 コメント

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いいですね~! (旅心)
2009-07-08 22:03:30
『川の旅』とは何だか涼しくなりそうですね。関宿は私も車で何回か行ったことがあります。あそこは県道沿いに古い町並みがあったことを覚えています。ちなみにもっと河上の方に行くと、『境』という場所に着きます。そこは埼玉県、千葉県、茨城県のまさに『境』です。

ぽんたさんの行かれた旅はまさに境目の旅のように感じました。私も行ってみたく思いました。楽しいレポをありがとうございます(^-^)/
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良かったですよ~。 (ぽんた)
2009-07-08 22:32:48
>旅心さん
『境』も良いですね! 名前も良い!

今回は研修会でバス4台で行ったのです。
なので、県道沿いの古い町並みは見る事は出来なかったです
残念な事をしちゃいましたね~。

でも川の分岐点を見る事が出来て大感激でしたよvv
いつまでも見ていたかったです!
旅心さんが出掛けたら、どこが写真ポイントでしょうかねぇ・・。

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