あやめの里便り

茨城の演劇、高校演劇情報。茨城県と潮来市近辺の話題。

「アルジャーノンに花束を」

2012-09-02 09:40:44 | 舞台・映画(観るのも演るのも)

劇団創造市場 + 劇団スペースクロラ

2時間50分の長丁場。1場面1場面が丁寧に作られていました。

 

主人公のチャーリーは「お利口さん」になりたい一身で手術を受けますが・・。

望むように変わったにも関わらず・・昔の自分を知る人達からは愛されず、女性を愛する事も出来ず、天才的にまでになった知能と、感情との間(はざま)で苦しむチャーリー。

愛すべきチャーリーを違う意味で2度も失う事になるアリス。

2人の苦しみが胸に迫って、切ない。

両親がどんどん追い詰められて行くのも、子供を思う愛情の果てと思うと辛かった。

人間関係と、その心の危ういバランス。

若い、素晴らしい役者さん達に拍手。

 

他に観て来たのは

「花も嵐も(ファッションショウ)」 日立本社演劇同好会/演劇集団チーム

「あいさつは魔法。」 演劇集団スリーサイズ

年配の役者さんに、「いくつになっても好きな演劇はやるわよ!」と言われているようで励まされ、去年の震災を題材にした演劇に、改めてそれだけの時間が過ぎたのだな、と思わされ。

休憩時間には「自己批判ショーのコント連盟」

ツボにはまったのか、キャッキャッと笑う子供の声。

小さい頃から演劇に連れて来てもらえる幸せ

県南地区の演劇は厚くて熱い。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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