あやめの里便り

茨城の演劇、高校演劇情報。茨城県と潮来市近辺の話題。

「甦れ! 賑わいの河岸」

2010-02-07 23:58:59 | 水郷潮来(近辺)の見所・話題
「舟運フォーラム」

1.基調講演「舟運と観光」風土工学の視座
 ー利根川の風土の宝を地域づくりに活かすー

竹林征三氏(工学博士・富士常葉大学客員教授)

2.事例報告
 「ホワイトアイリス号」モニタリングツアー
 「さっぱ舟」モニタリング

3.パネルディスカッション
 コーディネーター 鈴木康夫氏(千葉大学法科大学院教授)
 パネリスト    藤井信吾氏(取手市長)
           宇井成一氏(香取市長)
           松井健一氏(利根川下流河川事務所長)
 コメンテータ   大下茂氏(立教大学観光学部・水郷三都観光アドバイザー)




内容というか、感想など。

○基調講演の竹林氏は、赤松宗旦「利根川図誌」を取り上げ、利根川流域の素晴らしさを改めて教えて下さいました。
なんでもこの本には、文学や観光など庶民の関心ごとに留まらず、軍記・地学・伝説・民俗学を網羅しているのだそうです。
次々と繰り出される具体的な事例の数々に、とうとう笑いが出るほど。
「だけど今は何にもない!」と、解説看板などの足りなさ、PRの無さを時折投げ掛けられ、観光や地域お越しを考えさせられました。

○モニタリングから
・土浦~銚子まで4時間の船旅だそうです。時間を掛けるからこその醍醐味・風景は、乗って見たかったな、と思うほど。
他の交通手段との連携、観光船は大きな船なので、釣り船など小さな舟への心配りも大事だそうです。
・観光を通年化する為に、必要な事色々。
(実際に改善するかどうか。たぶん香取市では着手するでしょう!)

○パネルディスカッション。
利根川・舟運に対する思いや熱意が伝わって来る内容でした。
覚書程度に内容を。
・船着場を新しく整備(現在、神崎町に船着場を工事中)
・利根川下流クルージングマップの作成。
・親水公園整備事業(取手)
・「おんな船頭唄」に見る生活様式。
・島崎藤村「利根川だより」

3月27(土) 「水の郷さわら(道の駅・川の駅)」12時オープン予定v

詳しくはまた後ほど。



参加してみて解ったのは、色々とアイデアがあり行動している所は、広域に物事を考えているし、懐が深いという事でしょうか。
前向きで、愛情を感じるお話を沢山聞けて良かったです。






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