「稲垣吾郎。なんであんなに良いのか。
人の気持ちを考える事の出来ない暴君をあっさり演じてしまった。
この殿様が「悪」を極めてくれたからこそ、この物語は成り立ってる。」(とある映画評より)
松平斉韶。
きっと毎日「つまらない、つまらない」と暮らしていたんだろうと思う。
(ちょっとマリー・アントワネットを思い出しました。誰ぞへのお手紙に「・・(宮廷生活で)退屈しないか心配です」とか書いてます。方や浪費。方や残虐。2人とも「死」を要望されます)
何不自由の無い退屈。
誰もが言う事を聞く退屈。
誰に対しても好きにして良い退屈。
そして自分を好きに出来ない退屈。
さぞ、あの一日は刺激的だった事だろう。
最後の最後に鬼頭の名前でも呼んでたら、少しでも同情してやったものを。
個人的に嬉しかったのは、松方弘樹。
江戸っ子口調に思わず「金さん!」
ゆっくりと歩み寄る姿に「待ってました!」と声を掛けたくなるv
久しぶりにカッコイイ沢村一樹vv
カゴから産まれた小弥太vv
窪田正孝!「ケータイ捜査官7」大好きでしたv
みんなキャラが立ってる!
役自体も感情移入出来るものばかりで、気持ちが忙しくて大変vv
役所広司! 市村正親! 松本幸四郎!
そうそうたるメンバーの、揺ぎ無い演技と存在感!
贅沢だ~~ぁ!!
でも一番私がドキドキしたのは、戦いが終わってから。
生き残ったメンバーが累々たる死骸の中を、疲れた身体で、宿場の端から端まで歩いて行く。
何かあるのでは、と画面の隅々まで視線を巡らせてたので疲れた・・。
ラストは、劇場で!(笑)
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