コメント
 
 
 
人権と「伝統」 (cpd)
2017-11-16 00:16:43
 時事ネタをひとつ。ほとんどの人にとってどうでもいいのにニッポンの「伝統」として保護するのが良いこととされている、歌舞伎じゃないほうの、おそらくはモンゴルに起源があるのだろうと思われる競技のグランド・チャンピオンがビール瓶で人の頭をかち割りました。この行いのルーツはモンゴルにあるわけではなくて、ニッポンのほとんどの「伝統」と同じく最近のものです。正しい作法では、親方が弟子をビール瓶で殴り、親方に命じられた他の弟子もビール瓶や、やはり「伝統」的な金属バットで殴り、そりゃ丈夫な人でも死にますから、部屋全体で隠蔽を計って被害者の親族に見られる前に火葬しようとします(#時津風部屋力士暴行死事件)。グランド・チャンピオンは外国出身ということなので、やや踏襲が不完全でした。
 人権理事会での日本側の対応は、「伝統」と言い張れば人権なんて消し去れると思っているようなウヨと変わらないレベルです。

 相撲の話ではこれを言っておきたいのですが、八百長が問題となっていた時期に、協会のお偉いさんが内輪で聞き取りをするという腐った連中内でそれをやったらダメだろうという内部調査の結果、モンゴル族の中国人力士の名があげられペナルティを受けました(一応、ほんとにやっていた日本人力士が一人だけちゃんとあげられましたけれど)。裁判の結果、事実無根であることが確定しました。誰か名前を言えと迫られた力士どもが、モンゴル人は番付が上の人が多いから中国人にしておけば無難かと名前を出したのでしょう。モンゴル族の中国人なんて知らないでしょうし。韓国出身の力士もあぶなかったと思います。

 
 
 
日本人にこだわる感覚 (stravinspy)
2017-11-17 00:05:57
ちょっと異常ですよね。はっきり言ってモンゴルの力士がいなければ相撲なんてもう存続できているかどうか怪しいレベルですからね。

あるいは、播本なんかが日本の野球に異常にこだわりますが、あれもね。WBCで日本が勝ったと言ってもリーグとしては圧倒的にMLBが強いから日本人の優秀な選手もあちらにいきたがるわけで、それは外国人をどんどん受け入れるから強いわけで。
せまい感覚でやっていては、全部衰退していくだけですよね。
 
コメントを投稿する
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。