莫大な予算なのにやたら粗末な電通五輪のまとめ

いや、まとまってはいませんけどね。
まだ終わってないし。
関わる人のほとんどを不幸にする五輪ですが、
ビートたけしによる開会式の感想は
ビートたけし
面白かったっすねー。ずいぶん寝ちゃいました。金返してほしいね。税金からいくらか出してるでしょ。外国も恥ずかしくていけないよ、俺。
とのことです。

聖火ランナーのトリを務めた大坂なおみ選手に関して、ネトウヨは相変わらず差別の対象です。
実況では、こんな感じだったようですね。
多様なバックグラウンド
「多様なバックグラウンドを持つ大坂なおみさんが、多様性と調和のオリンピック、最後の点火です！」
多様なバックグラウンドって何ですかね？
それは大坂選手だけが持っているもの？ほとんどはネトウヨの言うところの純日本人であって多様なバックグラウンドはないということ？
まあ、ネトウヨの考える純日本人というのはつまり何もないということですかね。頭空っぽですから、そうなんでしょうね。

糸井重里は
いろんな国の要素が混じってる
大坂なおみさんが、いろんな国の要素が混じってるのもいいね！
なんだこれ？
いろんな国の「要素」とは？
混じってるとは？
本当に雑ですね。何も考えずただテキトーにネトウヨレベルの印象でほめてみたと。
こういう感覚が結局は差別を量産しているいるんですが、まじめに考える力がないというか軽薄すぎてびっくりしますね（いまさら驚いてはいない）

毎日新聞がこれですよ。
多様性の象徴
最終聖火ランナーは大坂なおみ選手　多様性の象徴
実態としては、差別の祭典に利用されただけの感が否めませんが。
白人のレイシストがよく"I have black friends"とか言ったりして、自分がレイシストではないという主張に黒人を利用したりしますけど、
差別五輪が、大坂選手をそれと同じように利用しただけとしか見えません。

個人を多様性の象徴のように扱う異常性というんですか、大坂なおみは大坂なおみという1個人であって、別に多様性がどうしたこうしたなんてないんですよ。
彼女のアイデンティティはどこに行ったんですかね。
多様性というのは社会の問題であって、他人と違うことで彼女はずっと差別を受けてきた（今もしているバカが日本にはたくさんいる）わけですからね。
すぎやまこういちの曲を流しながら多様性を語るとは片腹痛いです。

これがすごいですね。三枝成彰が自身の体験から五輪の裏事情を語った文章。
三枝成彰
日本人の「知性低下」を露呈した東京五輪…政治家も官僚も私利私欲に走る
五輪招致で理事に賄賂を渡す場面を目の当たりにしたというんですね。そして
こうした“汚れ仕事”やネゴの類いは、政府の看板を背負った人間にはできない。それを何でも屋として請け負うのが広告代理店である。おそらく大阪万博が決まった裏にも、彼らの奔走があったのだろう。
電通仕事ですね。
Ａさんがいた代理店の社長は全社員に向けて、「東京オリンピックで１兆円を稼ぎ出す」と号令したとか。

来日したバッハ会長を菅首相らが歓迎し厚遇するさまは、まるで黒船でやってきたペリーを出迎える江戸幕府の役人のようだ。バッハ会長たちにあるのは古いヨーロッパ人のエリート意識で、日本人を完全に下に見ている。植民地を視察に訪れた貴族にでもなったつもりだろうか。
バッハが天皇と並んでいた件、天皇制は身分制度だからをなくすべきだと考えている人は気にしないようですが、
それはつまり僕らとは身分の違い天皇とバッハが僕ら一般市民の上に立ったんだよ。ムカつかないの？引きずりおろすべきでは？

ああ、時間が。

Best of Chopin
バッハの演説より長い。
あれ、みんな「長い」とは言っていたものの内容について言及している人を見かけなかったんですが、誰も聴いていなかったということかな。