【改題】ひとり公論(IT公論)

アラフィフとなりIT土方卒業したのでタイトル変更しました
こちらはどちらかといえば再録中心

魔法を自分で使えないということ

2019-12-25 19:40:18 | 引用
ディーパック・チョプラ

おとぎ話には、被害者とヒーローの間にはいつも不思議な因縁があります。たとえば「王子とカエル」のお話では、カエルは自分が王子であることを知っていますが、本当の自分に戻るためには、たった一つの魔法を必要としていました。ほかの多くのおとぎ話でも、外からもたらされる魔法によってしか破ることのできない呪いをかけられるという受難を被害者に与えています。

カエルはキスを待っていました。眠り姫はイバラの道を通り抜けてくれる人、シンデレラは魔法の杖をもったおばあさんを待っていました。おとぎ話は、私たちの脳の最も古い部分からもたらされるシグナルを魔法にたとえています。同時に、私たちがこの魔法を自分で使えないことを嘆いています。

このジレンマは、一つの真実を信じようとしてきた人たちすべての頭痛の種でした。英知を身につけ、自分の脳こそがあらゆるものをつくり上げていることを知ってなお、創造への操縦スイッチを見つけ出すことは困難だったのです。
けれど、道はあります。すべての体験の裏には、何が起こっているのか把握している体験者がいます。体験者がいる場所から物を見る目を身につければ、世界全体が回っている中心点に立って、物を見ることができるようになります。そこに至る過程は、今まさに始まろうとしています。

個人の金銭感覚で仕事で使う金を考えない

2019-10-31 19:41:54 | 引用
内田博史
自分の金銭感覚で、トレードをやると言う事は、トレードを仕事として取り組んでないということになる。
仕事をするのであれば、そんな高い家賃もったえない!!!とはならんし、仕入れに使うお金だって生活で使うお金と比較してそんな大金!!!!とはならないはずである。
俺も昔、物凄く高い家賃のマンションをみるとどんな人が住むのだろ・・・・って考えたもんだ。
俺も払えない額ではないが、さすがにイラっとする金額だろって思っていた。
しかし、会社の経営をするようになり税金でもっていかれるくらいなら、いい部屋を社員寮として経費で使っちまおうって感覚になってクソ高い家賃を払う人の気持ちが理解ができるようになった。
つまりに、個人の金銭感覚で仕事で使う金を考えないって事だ。
トレーダーにとって、エントリーは仕入れ資金でありLCは必要経費である。
損失を上回る利益が出れば黒字であり利益より損失が大きければ赤字である。
会社経営をしている感覚なら、損を取り返すためにさらに大きく売れない商品を仕入れるだろうか?
大量仕入れだから安くなるとするだろうか?(トレードで言うナンピン)
損失を取り返すために一発勝負をかけるだろうか?(資金管理)
従業員に払う給料、必要経費、運転資金は最低限残すだろう。
トレードを趣味の延長で、個人的な金銭感覚でやってしまうと会社を経営している感覚にはなりないのである。
そして、失敗をしやすいのである。

ピアノはハングリーじゃないとダメなんです。ボクシングと同じです

2019-05-16 20:37:57 | 引用
−−現在の日本のクラシックの音楽界に何かお思いになることはありますか?

中村(紘子):今はもう、日本の音楽界もヨーロッパも情報化の中で揉まれてしまってますからほとんど変わらないですね。レベルの点からいっても私の子供の頃とは全く違う世界になってしまっています。問題はクラシック音楽というのは基本的には大衆化しえない部分があるんですね。より楽しむためには聴き手側も訓練しなければならない面があるので、一気に「なんでも面白い」というものではないんですね。
 一方で、例えばピアニストを目指す人たちも生活が豊かになってくると、みんな苦労しなくなるわけです。これを私は「先進国症候群」と名付けているんですが、要するに2~3歳の子供の頃から個室に閉じこもって毎日お稽古したものの、演奏家として成功するかなんて神様だって分からないような不確かな将来の生活設計をみんなやるわけないんですよ。才能がある、特に男性ほど、何か他のことで確実な未来設計をしてしまう。例えば一流の大学に通って一流の会社に入ってしまって、ピアノは趣味ととらえてしまう。戦後最初にそういう傾向になったのはアメリカです。ですからアメリカでは1980年代の後半ぐらいから白人で中流以上の人たちで本気でコンサート・ピアニストになろうという人はいなくなってしまいました。

−−日本もそうなってしまいますか?

中村:今の日本は既にそういう傾向にあって、みんな達者に弾くのだけど極限まで突き詰めるみたいなことはアホくさくてしないですし、そういう精神の極致のような昴まりを生活の中で必要としない。だから、お父さんお母さんにかわいがられて美味しいものを食べてガールフレンドがいて・・・みたいなことで満足してしまう。ピアノはハングリーじゃないとダメなんです。ボクシングと同じです。言い換えると人間はこの現実社会で満たされない夢を何かに託すことがエネルギーになるんですよね。ところが夢というのは現実に美味しいものを食べちゃうと、案外たやすく満足してしまうものなんです。だから大昔、学生運動が盛んだったころに面白いことを言う人がいて、「あの連中に3日間美味しいモノを食わせて、いい洋服着せたらもうすぐに転向するよ」。経験からその人は言っていたんですけど、それは事実かもしれません。
2009/4/15


何もしていない人の人生もより便利に楽しくなっている

2019-04-27 19:23:35 | 引用
川島和正
貯金の数字だけみると
確かに格差は拡大しているのかもしれませんが
実はほとんどの人の生活は良くなっており
頑張って資産を増やしている人の恩恵を受けています。

AmazonやFACEBOOKの創業者は金持ちすぎて
格差を広げているかもしれませんが
彼らのおかげで、何もしていない人の人生も
より便利に楽しくなっているわけです。

ですので、格差拡大しているとしても
まあそんなに怒る必要はないのではないかと
個人的には思います。

格差拡大を社会問題として取り上げて
あーだこーだいう暇があったら
大金持ちから受けている恩恵のほうを考えて
それを使って楽しんでいたほうがいいですね。


聖人後其身而身先外其身而身存

2019-04-26 19:20:59 | 引用
ちょっと難しい あとでもう一度考える
http://www.roushiweb.com/category2/entry7.html
「聖人後其身而身先、外其身而身存」老子(聖人はその身を後にして而も身は先んじ、その身を外にして而も身は存す。)

どんな人を差して“賢者”と呼ぶのか、その定義は難しいでしょう。
それは、お国柄や時代の“価値観”にも左右されるからです。



では、老子はどのような人をもって“賢者”と考えていたのでしょうか。


上述の老子の言葉から解釈すれば
「後ろにいるのに前に出て、外にいるのにそこにいる」
そのような人物こそが“賢者”だということになります。
…と言っても、ちょっと抽象的ですよね(笑)。


分かりやすく噛み砕いて言うと、
賢者は自分から前に出るということはない。(「しゃしゃり出ない」ということ)
自分を前に立てないので、かえって人から立てられる。
自分というものをなくして、“無私”で物事に当たるので、
かえって周りから重んじられるということです。

谷村新司インタビュー

2019-04-10 19:53:25 | 引用
谷村新司インタビュー

谷村:大学にさえ入ってしまえば、学校に行かなくてもいいと思っていましたから。これで好きなことが思う存分やれるとひたすら音楽に打ち込みました。でも、それで生活していくなんて発想もなく、ただ何かに憑かれたように音楽をやってました。

--後先何も考えずに。

谷村:ええ。だから今の子たちは先を考え過ぎているというか、先を考え過ぎて先を心配し過ぎて、だからやめようとなってしまっているように感じます。僕らは後先考えずにひたすら音楽に打ち込んでいました。大人の人からは「そんなことやってて将来得するの?」とかよく言われましたが、そういったことを一切考えなかった奴が今残っている奴ですよ。

--後先考えなかった奴が今残っている・・・これは強烈な言葉ですね。

谷村:そのうちにそれによって少しずつ生活ができ始めていることに気づくみたいな感じですよね。そもそも、こういう風な生き方をした人がこうなっているという前例がなかったですからね。遥か遠くに加山雄三さんがいたぐらいで。

--何も不安を感じなかったわけですよね。

谷村:はい。きっと何かを信じていたんですよね。

--今から考えるとそれは何だと?

谷村:こんなに打ち込んで心を込めてやっているんだから、良くないわけがないといいますかね。僕らの代には「残ろう」と思ってやっている奴ってあまりいないと思います。「残ろう」というネガティブな発想ではなく、みんな「この次はどうしようかな?」とポジティブに考えていたと思います。

~~~

--アリスはものすごいライブ数をこなしてたというお話がありますよね。

谷村:年間250~300ステージくらいやっていました。

--ほとんど毎日に近いようなライブ数ですよね。

谷村:そうです。というか、一日5本とか。文化祭の頃は一個終わったら、また次に飛び出してという感じでした。でも、もうやりたかったからやっていただけなので、物事をネガティブに考えていなかったですね。

--ただでは済まない量ですよね。週5日会社に行ったとしてもせいぜい年間220日ぐらいですからね。

谷村:でも、会社に行く人は行かなくちゃいけないから行っているでしょう?

--谷村さんたちは好きでやっている。

谷村:はい。だからさっきお話した趣味と仕事の違いですね。趣味で楽しんでやっている人は「行かなくちゃいけない」なんて発想を持っていないから根本的に違ってくる。「聴いてくれる人が待っている」と考えますから、ストレスになるわけがないです。やらされていると思うような仕事だったら、聴かされているお客さんのほうが迷惑だと思います。だから、やりたくないのにライブをやらなくちゃとか言ってる人は、とてもストレスがたまっているんだろうな・・・って思いました。

--では、ほとんどストレスのない音楽活動をなさってきたと。

谷村:そうですね。ただ、音楽業界のシステム化がどんどん進み、初めに歌があってビジネスがあったのに、ある時期からだんだん逆転して、歌が全部ビジネス・ミュージックになってきた。だから、その時点で音楽業界に興味がなくなりましたし、別にそこに所属する必要もないので、自分たちでレーベルを作ってやり始めました。

--好きなことをやるために元々やっていたのに、それがビジネス優先になってしまうのはおかしいと。

谷村:会社を大きくしてしまって、「その200人の社員を食わすにはランニングコストが・・・」という考え方は流れが逆です。いい歌があってそれを伝えたいから自然にスタッフが増えてきているチームと、大きな図体があって社員を食わすために音楽やっているチームとは、向かっている方向が真逆です。

--ベクトルが全然違いますよね。

谷村:はい。15年ぐらい前に僕は「そういうやり方はいずれ潰れるよ」とたくさんの人に言いましたが、みなさんあんまり実感がなかったみたいです。僕らは'84年からアジアに向かったんですが、周りはみんな「儲からないのにバカじゃないの?」と言っていました。そのときに僕は「儲かるために音楽をやっているの? 音楽をお金だけで計算しているの?」と思いましたね。それは音楽を侮辱しているし、音楽がなめられていると僕は感じました。みんなのスピリットはどこへいってしまったのって。

--それが84年頃ですか。

谷村:そう、僕らがアジアに向かい始めた頃です。

そうしないと物語が始まらない

2019-03-21 19:23:46 | 引用
<村上春樹さんへの恋愛相談>
夫の事は大切で大好きなのですが、昔、一目惚れした人に会いたいと言われて迷っています。彼への一目惚れは本当に激しく、6年たった今でも忘れられません。正直、会いたいです。でも、結婚しているのに、食事をするだけでも不真面目だよなと思います。今まで真面目に生きてきたのに情けないです…。春樹さん、アドバイスをください。

村上:小説家としては、そうしないと物語が始まらないから、会いに行きますよね。リスクを恐れて会いにいかないと、なんにも始まらないし、小説にならない。だから、小説家としては「会いに行きなさい」と言うしかないわけです。でも、現実生活、彼女が彼に会うとリスクを引き受けなきゃいけない、責任を引き受けなきゃいけない。だから気軽にそうしなさいとは言えないんだけど……でもやっぱり僕としては、そんなに会いたければ、会いにいくのが普通じゃないかなと思いますね。もし混乱とか乱れが起こったとしても、それが人生だからしょうがないじゃない。
人生ってセックスと同じで、混乱もなく乱れもなくセックスが終えられたとしたら、それはやり方が間違っている。人生も同じで、混乱と乱れのない人生はやり方が間違ってます。
思い出を作るというのはすごく大事です。思い出というのは、人生の燃料になります。歳を取ってから、その燃料があるとないとでは人生のクオリティが違ってきます。だから思い切って会いにいきましょう。

新たな「調和」に向かって変化している

2019-02-03 20:18:43 | 引用
自分たちにとって都合良く世界を見ようとするのではなく、物事をありのままに見ようと我々は努力しなければならない。科学は実験を通して、自分の仮説(思い込み)が間違っていることを教えてくれる。(略)

もっとも世の中で起きているあらゆることは実際のところ、よく分からないのも事実だ。ただはっきりしていることは形があるものも、ないものも変化を続けているということだ。量子力学によれば、すべての物質は「調和」した状態にあるが、同時に新たな「調和」に向かって変化している。つまり、万物はより良い状態に向かって永遠に変化をし続けているのだ。だから、我々もより良い状態を目指し続けなければならない。


正垣泰彦

庶民と金持ちというのは対立するものではない

2018-08-17 19:29:51 | 引用
川島和正
そもそも
庶民と金持ちというのは対立するものではなく、延長線上にあるものなのです。

敵対意識を持った一部の人が金持ちを勝手に分断してしまっているだけで分断しなければつながっているのです。


 
小学生野球とメジャーリーグが対立せず延長線上にあってプロ野球選手はどちらにも対応できるのと同じです。
 
庶民から金持ちになった人は金持ち感覚と庶民感覚の両方がわかるのでそれらを使い分けて対応することができるのです。
 
というわけで、庶民感覚が良くて金持ち感覚は庶民の敵と考えないようにすることをお勧めします。
 
小学生野球が正しくてメジャーリーグは間違えていると考えると一向に野球が上達しないのと同じで金持ちを敵だと考えると、金持ちになれないものですね。
 
金持ちの価値観を批判すればするほど自分が成長して金持ちになりにくくなります