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頚動脈ステント留置術における脳保護法:その種類について

2010年01月12日 | 脳梗塞
今回は頚動脈ステント留置術における脳保護法について紹介します。
私たちは初期には脳保護法を用いない頚動脈ステント留置術を行っていました。
というか、当時は「脳保護法」という概念がありませんでした。
脳保護なしでも割とうまく行くのですが、時に重篤な脳梗塞を起こすことがありました。
もともと元気な患者さんが多いので、治療で悪くなるのは非常につらい。
ですからこれをなんとか予防したいと思っていましたが、やはり世界的にも同じことを考える人がいて、はじめられたのが「脳保護法」です。
その方法には3つあります。
「遠位型」と「近位型」、に分類され、さらに遠位型には「フィルター法」と「バルーン法」があります。
これらをうまく使い分けるといい治療ができるはずです。
ちなみに最も早くからはじめられたのは一番左の方法ですが、日本で最初に承認されたのは真ん中の方法です。
一番右の方法は風船を2つ使って手前で止める方法です。
さてどの方法がいいのでしょうか?
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