blog Donbiki-Style

筆者:どんびき(地域によりカエルの意)

他人の壱万円

2008-07-06 22:20:06 | 日記
この週末は、わが店もかなり来店客があった。
世の中はボーナスも出ているが、種々の値上げで財布のヒモは固いだろう。
そんな中、安さを求めるニーズというのは相当に根強く、わが店のような安さが売り物のところにたくさん人が集まった格好だ。
もっとも、このところの急な気温の上昇が影響した部分もある。
水モノが飛ぶように売れていたのが分かった。

さて、店の売上高というのは、ざっと言えば壱万円札の数に比例する。
店を閉める時に30枚あったら、売上高はだいたい30万円の近辺である。
ところが、今日は売上金額のわりに壱万円札の数がかなり多かった。
小さい買い物でも壱万円札でポンポン払う人が多いときにこうなる。
お釣りに用意している五千円札などが少なくなったので、やや心配だ。

話はかなり過去に飛ぶが、スポーツ新聞を買いたいと思ってJR富山駅のキヨスクでやむを得ず壱万円札を出したら、店員のおばさんにすごい形相で「ダメ!」と言われたことがあった。
確かに、120円の新聞ならお釣りに9880円が必要だ。
朝の忙しい時間帯であり、気持ちも分からないではない。
ただ、そのときは腹が立ったというより、驚いてあえなく引き下がった。
むしろ、今後はそういう買い方をしてはいけないのだと考えるようになった。
トラウマなのか、今でも2~3千円程度の買い物でも壱万円札を出すのは気が引ける。
ついつい「スミマセン、大きいので・・・」などと言ってしまう。

お客さんもいろいろで、200円の買い物でも平気で壱万円札を出す人もいるし、999円が財布の中からキッチリ出てくる人もいる。
どの金種で払えとはもちろん言えないのだが、キヨスクのおばちゃんのような気持ちになることはよくある。
店舗で働いている人にはある程度共通する感情ではないかと思う。
「他人の壱万円」が好きな人はあまりいないのではなかろうか。

とりあえず、レジには「五千円札がピンチである」旨の貼り紙をした。
あと4日ほど、何とかもってほしいと思うのだが。
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