blog Donbiki-Style

筆者:どんびき(地域によりカエルの意)

悩みの原因を総括してみる

2011-10-26 21:40:07 | プジョー
クルマの記事は「みんカラ」に入れることが多くなり、本欄には愛車プジョー206のことはあまり書かなくなった。
しかし本人(?)を先週末に入院させる事態に至ったこのタイミングで、この半年余り私が悩まされたことについてあえて本欄に書き残しておきたい。
「みんカラ」のほうには、使い分けとして本欄のような長ったらしい文章をあまり叩き込みたくないというのもある。

今年の2月に自分のところに来てからというもの、悩みと言えばAL4と呼ばれる4速ATの不調に尽きる。
走行中に何の前触れもなく「3速固定」になってしまうことが非常に多かったのだが、メカニズム的にはパソコンで言うところの「セーフモード」のようなものだ。
ATがまだ冷えているうち、逆に熱を持ちすぎた時に、ATオイルが本来の経路を通らず内部が作動不良を起こして不快な衝撃とともにエラーモードに変わる。
「走らない」というトラブルとは違うが、ATなりにも思うように運転できない毎日にはずいぶんイライラを感じてきた。

私のクルマは購入時の走行距離が約35,000kmで、大事に乗れば相当長く付き合えるという期待感を持っていたのだが、早々のトラブル連発には相当に悩まされてきた。
原因を考えるうち、前のオーナーさんの使い方はどうだったのだろうと思った。
購入時に店舗で聞いた話はこんな感じ。

・週末ドライバーで平日は「全休」。
・その週末は東海地方にいる親御さんの所に行くため高速で往復。
・こういう使い方のため、03年式のクルマのわりには走行距離が伸びていない。

あくまで推測だが、前のオーナーさんはメンテナンスにあまり関心がなかったのかもしれない。
高速中心でたまにしか乗らないという使い方ではATにもある意味負荷が少ないため、「なんとはなし」に乗れてしまっていたものと思われる。
しかし通勤使いなど毎日動かし街乗りも多い使い方の私のところに来てからすぐにATのトラブルが何度も出た。
ちなみにATオイルは説明書には「無交換推奨」となっており(暑いわが国ではこれはナンセンスと思う)、実際に前のオーナーが交換した形跡はない。
いろいろと調べるうち、やはり交換しないままの汚れたATオイルが長年クルマの中をグルグル回っていたことが不良の主たる原因だと確信するに至った。

そこで9月に都内某所でATオイル半量交換の措置を取ったが、しばらくするとまたひどい状態になったため、今度は岐阜県にある別のショップに持っていき今は愛車はそこにいる。
ATオイルの交換はもとより、地元のディーラーはもちろん専門プロショップを名乗るお店でもほとんどやらない「AT部品の分解・清掃」までやってくれる店舗である。
小さな金額ではないが、オーバーホールと言ってもいい中身のわりには非常に安価に済むのでありがたい。
進行状況が昨日伝わってきて、心配事のほとんどは解消の方向でようやく安心できそうである。

こうなると、私のクルマの状態は購入時から実はあまり良くなかったのではないかとの疑問もわいてくる。
販売店舗ではAT内部までを触れるメカはおらず、ことATに関しては見切り発車だった可能性もある。
ATの不調をいくら相談しても歯切れの悪い応答に終始されてイライラさせられたものだが、その理由がここに来てハッキリしてきた。
販売前に「できること」はやってくれたとは思うのだが、「できないこと」も実は多いのだ。
メンバーはいい人ばかりなので「できること」は頼むようにしていきたいが、それ以外は他に頼むよりなく、今後も使い分けは致し方ないということになる。

本体を非常に安く手に入れて「いい買い物」をしたと思ったら、前のオーナーさんの後始末のようなことばかりをやっているこの頃である。
お金もある程度かかっており販売店舗にいろいろ言いたい気持ちもある。
しかし、いろいろな経験をしてドライバーとしての勉強もたくさんできたと前向きにとらえ、愛車がほぼ万全で戻ってくるであろう日を楽しみに待ちたい。
これまでもそうだが、これからも大切に乗り続けてよきパートナーとして長く付き合っていきたいと思う。
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