3連休とはいうものの外出したのは土曜の1日だけ、それもそれほど無理な行程でもなかったはずなのに日月とほぼ眠りこけてしまった。
昼夜問わず、横になったと思ったらもう眠っているような状態で、これは担当替えから3か月あまりの見えない疲れだろうと考えるよりない。
9月の終わりには上半期の棚卸があって、これには我が社ばかりでなく取引先の皆さんも参加した。
全く滞りなく在庫のカウントは終わって変な差数も出なかったのでひと安心ではあったのだが、担当替え以降では初めての本棚卸ということでかなり緊張があったことは確かだ。
日々いろいろなことを乗り越えてきて、知らず知らずの疲れがたまっていたとするならゴロゴロも決して無駄ではなかったと言える。
連休が明けたところで現場には大きな変化はない。
明るい人は明るいし暗い人は暗い。
動く人は動くし動かない人は動かない。
ジメジメしている人がたかだか3日の休みでカラッとした人間にはならない。
我が現場では、入ってくる人がことごとくつぶされて辞めていった時期があるらしい。
辞めていった人がいるから私が今いると言われればそうなのだが、一挙手一投足にダメ出しをして精神を病むまで追い詰めてでも新しい仲間となるはずだった人を排除してきた歴史があるというのはそれこそ何とジメジメした職場であろうか。
直接的に攻撃を仕掛けるのはいつも決まった人間である。
今の私から見れば救いようがないほどにスキルが足らないし参加できる仕事も極端に少ない。
何でこんな人間に振り回されていたのかと思うくらいだが、入ったばかりで何も分からないうちはやはりつらかった。
何人かは仕掛けがハマり実際に辞めているので当人にはそれが成功体験として刷り込まれてしまい、新しく来た人間には飽きることなく同じ手を使うのが入って間もなくの時期に分かった。
しかし、こういう人間の愚かなところは、相手が度重なるイジメにもへこたれず会社に出続けそのうちに仕事に慣れてしまうという可能性を全く考えないところにある。
自らの地位を脅かされるのではないかという身勝手な恐怖からありとあらゆる手を使って排除することでアタマがいっぱい、なまじ何人かで成功しているのでどういう接し方をすれば他人が嫌がるかはよく学習できているため仕掛けが成功しないはずがないと思っている。
それでもそれを何とか乗り越えてしまう相手が現れた時、こういう人間は非常にもろい。
しまいに当初散々アオり立てていた相手からアオり返されるなどということになるとこれはもはや当人にとっては地獄である。
何も分からない相手をアタマからつぶしてしまおうと考える人間のレベルなど、作業もそうだが人としても多寡が知れている。
わずかな成功体験に酔いしれ調子に乗って同じ手口ばかり使って何とか自分を守ったところで、引っかからない、へこたれない相手に当たってしまえば何もかもが雲散霧消する。
今イジメている相手が時を経て慣れるとか上達するとかの可能性をわずかでも考えない、下手をすると仕事で上回ってくるかもしれないということすらアタマに浮かばない状態で他人をイジメることがいかに危険な賭けかということである。
賭けに負けた瞬間から当人にとっては毎日が生き恥となって、ついにはイジメた相手からもバカにされることになれば果たしてそんな日常に耐えられるのかとすら思う。
それでも今さらそんな人間が劇的に変わるはずもないので、私が在籍し続ける限りは思い切り冷ややかな目で見つめ続けると決めて記事を閉じることにする。