犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

ゲゲゲの調布発信
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エナガ、オオタカ

2019年09月14日 | イキモノタチ
夏が暑いので、数年前、庭に木を植えた。
正確に言うと、そこそこ高く育つ木の種を播いた、のだ。

近くの公園でねむの木を見た。
夏に花が咲く、淡く良い香りがする、
葉が細くて風通しが良さそうだ。
これなら、夏の木として庭の真ん中に生えていても鬱陶しくなさそうだ。
私の要件に合うと思った。

時期を見計らって、種を拾いに行った。
いくつか拾った種の中から、ちゃんと一本が育って、
数年で花も咲くようになった。

花が咲くまでは早かったわりに、その後の成長は遅い。
庭木に本当に良い。

その、ねむの木の枝の高さが、今、二階の居室から見える高さになっている。
ちょうどいい。
枝に来る小鳥が見える。



まあ、おおむねシジュウカラかメジロくらいだったのだが、
先日、エナガが来た。

この辺りだと、エナガは深大寺と神代植物公園の周辺では見られたが、
そこから500mあまり東の、我が家では見ることは無かった。
あるいは、ウチの周りの農家には今までも来ていたのかもしれない。

見慣れなかったことは確かだ。

ツイッターにシマエナガのアカウントが有る。
さもあらん。
白が多く、黒や茶のくっきりした柄と、
小さくてずんぐりとした頭に対して、スッと細く伸びる尾が、
たまらなく愛らしい。

チッ、チッ、なんて鳴いちゃってさ、かわいいでやんの。



朝、犬の散歩をしていたら、
10mあまりわきのところに何かが舞い降りた。
何かが何かを咥えて、押さえ込んでいる。

小柄の猛禽が、ハトを捕まえたようだ。
羽が散り、ハトはすぐに動かなくなったようだ。

その二羽の塊が飛んで来たと同時に、
カラスがついて来た。

ここいらにいるのはハシブトガラスで、「んあー、んあー」と澄んだ声で鳴く。
しかし、今は「ガ°ララ、ガ°ララ、ガ°ララ、ガ°ララ」と
文字にしにくい濁った声で騒いでいる。
何十羽というカラスが集まって来て、みな一様に「ガ°ララ、ガ°ララ、ガ°ララ、ガ°ララ」と騒ぎたてる。

カラスにはハトを襲うほどの飛翔力は無いそうだ。
ものの本、松原始著『カラスの教科書』(文庫版2016)にたしかそう書いてあったと思う。
かつ、カラスはスカベンジャー的な役割を果たしている。
おならうんちおしっこじゃなくて、
他の生き物が食べた残り物を片付けることだ。

カラスの数はどんどん増える。
そんなに集まってもハト一羽の残り物じゃ、いきわたらないだろう。

小型の猛禽と言っても、カラスくらいの大きさはある。
カラスより少し小さいかもしれない、というくらいだ。
オオタカだろう。

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