犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

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おしるこ

2023年03月05日 | たべもののみもの

スプーンが立つほど固いプリンを作ったのは2年近く前だ。
固さも課題だったが、味もレシピと変えた。
世の中の「甘く」「とろける」プリンに逆らうのだ。

https://blog.goo.ne.jp/su-san43/e/7014018baa8a51fe60119a0784deba65
この中で
【グラニュー糖 60g】→【きび砂糖 45g】【塩 5g】とあるのは、
参考にしたレシピではグラニュー糖60gのところを
きび砂糖45gと塩5gに置き換えた、という意味だ。

砂糖は元のレシピの4分の3。
砂糖と塩との全体のうち、塩は1割。
ということになる。



結果、砂糖の味ばかりのものでなく、
コクのある味に仕上がった。
なんならもう少し味薄めでも良いと思ったくらい、コクが有った。



今日は、おしるこを煮た。
友達から、のし餅を貰ったのだ。
いろんな食べ方をしないと消費しきらん。

こんな時くらい、おしるこを煮て食うとするか。



私が子どもの頃は、我が家も正月にはのし餅を買っていた。
固くなった餅を切るのはたいへんな騒ぎで、
いつも最後には父の力を頼っていたような気がする。

今日、切ってみると、
固いことは固いけれど、
そんならそれで、途中まで刃を入れたら後は
折り曲げて割ることができるし、
縦にして包丁を入れれば、割と簡単に切れていく。

単にあの頃の我が家はアホでヘタクソだっただけではないか?



砂糖だけで甘いものの味が、苦手だ。いや苦くはないけど。

砂糖の刺激で舌ベロの表面が「キュウ―ッ」となる。
この感覚が「分かる!私もキュウーッてなる!」という方がいたら、
是非、私に向かって手を振って共感を示して欲しいもんだ。

おしるこを煮る時に、母が教えてくれた。
「お塩をちょっと入れると、甘みが引き立つのよ。」

いや、甘みを引き立てるためではなく、隠し味ではなく、
塩味として認識できるくらいの塩の割合で
おしるこが食べたい。
主役は小豆だ。

プリンの時の味付けを参考にすれば良いのだ、
と気付いた時には、味付けが終わっていた。
感覚にうるさい割には迂闊なんである。
トホホ。



ただ、結果を考察できるようにと、重さだけは測っておいた。

今回、参考にしたレシピは
小豆200gに対して、
砂糖120〜200g
塩小さじ1/6ほど
ということだ。

買ってきた小豆はひと袋500g。
洗って、ザーッと鍋に入れて、お湯を入れて煮始めてから、
「半分くらいにしときゃ良かったな」と思ったが、
もう後の祭りである。

レシピに対して豆は2.5倍である。
ということは、レシピの分量をそのまま2.5倍すると、
砂糖300~500g
塩小さじ半分弱
である。

そんなバカな。
豆の味がしなくなるんじゃないか?

私はまず適当な量の砂糖を測った。
そこに適当な量の塩を足した。
これは、てんさい糖150gと塩15gだった。
ふむ。

これを入れて一旦味を見てみると、
やはりさすがに味が薄い気がした。
そこで、足した量は、
てんさい糖70gと塩15gだった。

合わせて
てんさい糖220gと塩30gの250gである。
豆の半分の重さ。
全体の1割強が塩。

これでちょっと煮て、食べた。



悪くない。

しかしこれでも砂糖の味が強く感じる。
うーむ。
後半、味を足し過ぎたな。

次が何年後か分からないが、そんときは
小豆500gに対して、
砂糖200gと塩40gでやってみるか。
いや砂糖180gと塩30gで煮て、冷まして、
それから味を調整したほうがいい。いつも迂闊なんだから。



明日も寒い午前中にストーブを焚いたら
ぜんざいが食べたくなるのではないか。
豆がもっと煮えて、全体の味がまとまるんではないか。

だいたい最後のほうは煮詰まってくるのだから、
最初は薄いくらいで良かったとも言える。
反省が多い。

つづく

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