スプーンが立つほど固いプリンを作ったのは2年近く前だ。
固さも課題だったが、味もレシピと変えた。
世の中の「甘く」「とろける」プリンに逆らうのだ。
https://blog.goo.ne.jp/su-san43/e/7014018baa8a51fe60119a0784deba65
この中で
【グラニュー糖 60g】→【きび砂糖 45g】【塩 5g】とあるのは、
参考にしたレシピではグラニュー糖60gのところを
きび砂糖45gと塩5gに置き換えた、という意味だ。
砂糖は元のレシピの4分の3。
砂糖と塩との全体のうち、塩は1割。
ということになる。
※
結果、砂糖の味ばかりのものでなく、
コクのある味に仕上がった。
なんならもう少し味薄めでも良いと思ったくらい、コクが有った。
※
今日は、おしるこを煮た。
友達から、のし餅を貰ったのだ。
いろんな食べ方をしないと消費しきらん。
こんな時くらい、おしるこを煮て食うとするか。
※
私が子どもの頃は、我が家も正月にはのし餅を買っていた。
固くなった餅を切るのはたいへんな騒ぎで、
いつも最後には父の力を頼っていたような気がする。
今日、切ってみると、
固いことは固いけれど、
そんならそれで、途中まで刃を入れたら後は
折り曲げて割ることができるし、
縦にして包丁を入れれば、割と簡単に切れていく。
単にあの頃の我が家はアホでヘタクソだっただけではないか?
※
砂糖だけで甘いものの味が、苦手だ。いや苦くはないけど。
砂糖の刺激で舌ベロの表面が「キュウ―ッ」となる。
この感覚が「分かる!私もキュウーッてなる!」という方がいたら、
是非、私に向かって手を振って共感を示して欲しいもんだ。
おしるこを煮る時に、母が教えてくれた。
「お塩をちょっと入れると、甘みが引き立つのよ。」
いや、甘みを引き立てるためではなく、隠し味ではなく、
塩味として認識できるくらいの塩の割合で
おしるこが食べたい。
主役は小豆だ。
プリンの時の味付けを参考にすれば良いのだ、
と気付いた時には、味付けが終わっていた。
感覚にうるさい割には迂闊なんである。
トホホ。
※
ただ、結果を考察できるようにと、重さだけは測っておいた。
今回、参考にしたレシピは
小豆200gに対して、
砂糖120〜200g
塩小さじ1/6ほど
ということだ。
買ってきた小豆はひと袋500g。
洗って、ザーッと鍋に入れて、お湯を入れて煮始めてから、
「半分くらいにしときゃ良かったな」と思ったが、
もう後の祭りである。
レシピに対して豆は2.5倍である。
ということは、レシピの分量をそのまま2.5倍すると、
砂糖300~500g
塩小さじ半分弱
である。
そんなバカな。
豆の味がしなくなるんじゃないか?
私はまず適当な量の砂糖を測った。
そこに適当な量の塩を足した。
これは、てんさい糖150gと塩15gだった。
ふむ。
これを入れて一旦味を見てみると、
やはりさすがに味が薄い気がした。
そこで、足した量は、
てんさい糖70gと塩15gだった。
合わせて
てんさい糖220gと塩30gの250gである。
豆の半分の重さ。
全体の1割強が塩。
これでちょっと煮て、食べた。
※
悪くない。
しかしこれでも砂糖の味が強く感じる。
うーむ。
後半、味を足し過ぎたな。
次が何年後か分からないが、そんときは
小豆500gに対して、
砂糖200gと塩40gでやってみるか。
いや砂糖180gと塩30gで煮て、冷まして、
それから味を調整したほうがいい。いつも迂闊なんだから。
※
明日も寒い午前中にストーブを焚いたら
ぜんざいが食べたくなるのではないか。
豆がもっと煮えて、全体の味がまとまるんではないか。
だいたい最後のほうは煮詰まってくるのだから、
最初は薄いくらいで良かったとも言える。
反省が多い。
つづく
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