昨日ここでテレビドラマ『ブラッシュアップライフ』について書いた。
書いた以上、とっとと観なきゃね、と
観た。
第7話である。
第6話の最後に、とっときの俳優・水川あさみが表に出てくる。
おそらく、ここからストーリーも大詰めに入るのだ。
そうだった。
第7話は水川あさみ演じる宇野真理ちゃんの独白が主な内容になる。
実は…、実は~、実は―、の連続である。
主人公の近藤も視聴者も知らなかった事が次々と明かされる。
※
ああ。人生とは、こういうものだ。
不覚にも、私は
宇野真理ちゃんの独白を聴きながら、涙を禁じ得なかった。
やっだ、泣いちゃったのよアタシ。
(テレビドラマで涙が出ちゃったのは
『コタキ兄弟』以来数年ぶりだと思う。)
ワタクシは53歳で、この頃どうも
今までの生き方と、今後の生き方をどうするか、考えがちだ。
しかも、この朝、夢を見た。
20年くらい前にとても好きになった人が夢に現れた。
夢の中で、その人と気持ちが通じ合いそうになって、
またその後、すれ違ってしまう。
現実もそうだった。
確かに思いが通じたというひと時が有って、
それからまた離れてしまった。
今も離れッパナシである。
けれど、連絡を取りたい。
とても好きだったことを、どういうところが好きだったのかを
ちゃんと伝えたい。
今はあちらにも暮らしが有るしこちらにも暮らしが有る。
付き合いたいとかいうことではまったくないのだが、
伝えぬまま人生を終えたくない、という思いが有る。
なんじゃそりゃ。それは自分の身勝手である。だから、思いとどまる。
なーんてな、ありきたりの事である。
その人の夢を見たのは、おそらく、
今日、その人の実家の近くに行く予定が有るから、
それで連想して夢を見たのだろうと思う。
深層心理は正直なんである。
※
そんな夢を見た日だったからというのも有るだろう。
この人生が二度あれば。
この人生をやり直すことができるのであれば。
こうしたらこうなると知っているのであれば。
こうしないとこうなると分かっているのであれば。
他の選択肢に進んでいたらどうなるのか。
そういう思いが高まっている上で
ドラマ『ブラッシュアップライフ』の第7話を見たら、
私は涙が出てしまった。
いいねえ。
※
人生をやり直している。
私は、一旦は生まれてみたものの、
こいつはちょっとマズいと即座に判断して、
2日で辞めてしまった。
そして、2年後に産まれ直してみた。
というふうに解釈してみよう。
私の生まれる2年前に、母は男児を産み、その子は2日目に亡くなっている。
その子の、言ってみればタマシイみたいなもんが、
生まれ直したのが今の私だ、
と解釈してみよう。
そうすっと、
私は人生2周目ということになる。
1周目はたったの2日で、
幼児時代、小学生時代、中学生時代、青春期などを経験してはいない。
それでも、
たった2日で死に向かうというのは、
重大な経験だと思う。
十月十日も胎の中にいて、外に出て2日で辞めるとは。
何がそんなに問題だったのか。
そんなことを考えてみることも有る。
※
二十代の後半の頃に、こんな夢を見た。
自分の人生のある時期の様子を、ビデオを再生するように見るのだ。
次に何が起こるか、自分は知っている。
けれどもそれはビデオにそのまま録画されているので、
それを見届けるしか無い。
変更できないのだ。
見ているしか無い。
ここでこう言ったら、このように行動したらどうなるか、
全て分かっている。経験済みだから。
でも、
ただ見るしか無いのだ。
その苦しさ、やる瀬無さと言ったら無かった。
目覚めて、思った。
現実の人生というものが、いかに後悔してもなんにもならないものか、と。
※
今の私は、今まで生きてきた中の
あ、「今まで」と言うのは、今生の53年間の今までという意味ではなく、
前世がいくつか有ったのだとしたら、そこんとこを指している。
今まで生きてきた中で望んだことを、
私は今、叶えられているんじゃないか、という気がしている。
ここんとこは詳しくはまた別の機会にねちねち書くとして。
つまり、
そんなことを考えたりすることが、日頃、有る。
そういう中で『ブラッシュアップライフ』を観ていくと、
主人公や宇野真理ちゃんの目指すものが
身につまされるんである。
再生されるビデオをただ見るだけではなく、
なんとかしたい。
自分の行動を変えて、なんとか結果を変えたい。
そういう必死の、文字通り必死の、思いが伝わる。
※
あんな夢を二十代の頃に見たけれど、
それでも、現実の中で生きていくしか無かった。
後悔の無いように生きることより、
現実の中でなんとか生き抜くことのほうが、優先された気がする。
生きていると、「今」が一番大事だから。
※
人生のやり直しを何度でもできるかというと、
そうでもない。
やり直しはできるけれど、回数に限りは有る。
そうじゃないと
・・・
ドラマが終わらないからね。
書いた以上、とっとと観なきゃね、と
観た。
第7話である。
第6話の最後に、とっときの俳優・水川あさみが表に出てくる。
おそらく、ここからストーリーも大詰めに入るのだ。
そうだった。
第7話は水川あさみ演じる宇野真理ちゃんの独白が主な内容になる。
実は…、実は~、実は―、の連続である。
主人公の近藤も視聴者も知らなかった事が次々と明かされる。
※
ああ。人生とは、こういうものだ。
不覚にも、私は
宇野真理ちゃんの独白を聴きながら、涙を禁じ得なかった。
やっだ、泣いちゃったのよアタシ。
(テレビドラマで涙が出ちゃったのは
『コタキ兄弟』以来数年ぶりだと思う。)
ワタクシは53歳で、この頃どうも
今までの生き方と、今後の生き方をどうするか、考えがちだ。
しかも、この朝、夢を見た。
20年くらい前にとても好きになった人が夢に現れた。
夢の中で、その人と気持ちが通じ合いそうになって、
またその後、すれ違ってしまう。
現実もそうだった。
確かに思いが通じたというひと時が有って、
それからまた離れてしまった。
今も離れッパナシである。
けれど、連絡を取りたい。
とても好きだったことを、どういうところが好きだったのかを
ちゃんと伝えたい。
今はあちらにも暮らしが有るしこちらにも暮らしが有る。
付き合いたいとかいうことではまったくないのだが、
伝えぬまま人生を終えたくない、という思いが有る。
なんじゃそりゃ。それは自分の身勝手である。だから、思いとどまる。
なーんてな、ありきたりの事である。
その人の夢を見たのは、おそらく、
今日、その人の実家の近くに行く予定が有るから、
それで連想して夢を見たのだろうと思う。
深層心理は正直なんである。
※
そんな夢を見た日だったからというのも有るだろう。
この人生が二度あれば。
この人生をやり直すことができるのであれば。
こうしたらこうなると知っているのであれば。
こうしないとこうなると分かっているのであれば。
他の選択肢に進んでいたらどうなるのか。
そういう思いが高まっている上で
ドラマ『ブラッシュアップライフ』の第7話を見たら、
私は涙が出てしまった。
いいねえ。
※
人生をやり直している。
私は、一旦は生まれてみたものの、
こいつはちょっとマズいと即座に判断して、
2日で辞めてしまった。
そして、2年後に産まれ直してみた。
というふうに解釈してみよう。
私の生まれる2年前に、母は男児を産み、その子は2日目に亡くなっている。
その子の、言ってみればタマシイみたいなもんが、
生まれ直したのが今の私だ、
と解釈してみよう。
そうすっと、
私は人生2周目ということになる。
1周目はたったの2日で、
幼児時代、小学生時代、中学生時代、青春期などを経験してはいない。
それでも、
たった2日で死に向かうというのは、
重大な経験だと思う。
十月十日も胎の中にいて、外に出て2日で辞めるとは。
何がそんなに問題だったのか。
そんなことを考えてみることも有る。
※
二十代の後半の頃に、こんな夢を見た。
自分の人生のある時期の様子を、ビデオを再生するように見るのだ。
次に何が起こるか、自分は知っている。
けれどもそれはビデオにそのまま録画されているので、
それを見届けるしか無い。
変更できないのだ。
見ているしか無い。
ここでこう言ったら、このように行動したらどうなるか、
全て分かっている。経験済みだから。
でも、
ただ見るしか無いのだ。
その苦しさ、やる瀬無さと言ったら無かった。
目覚めて、思った。
現実の人生というものが、いかに後悔してもなんにもならないものか、と。
※
今の私は、今まで生きてきた中の
あ、「今まで」と言うのは、今生の53年間の今までという意味ではなく、
前世がいくつか有ったのだとしたら、そこんとこを指している。
今まで生きてきた中で望んだことを、
私は今、叶えられているんじゃないか、という気がしている。
ここんとこは詳しくはまた別の機会にねちねち書くとして。
つまり、
そんなことを考えたりすることが、日頃、有る。
そういう中で『ブラッシュアップライフ』を観ていくと、
主人公や宇野真理ちゃんの目指すものが
身につまされるんである。
再生されるビデオをただ見るだけではなく、
なんとかしたい。
自分の行動を変えて、なんとか結果を変えたい。
そういう必死の、文字通り必死の、思いが伝わる。
※
あんな夢を二十代の頃に見たけれど、
それでも、現実の中で生きていくしか無かった。
後悔の無いように生きることより、
現実の中でなんとか生き抜くことのほうが、優先された気がする。
生きていると、「今」が一番大事だから。
※
人生のやり直しを何度でもできるかというと、
そうでもない。
やり直しはできるけれど、回数に限りは有る。
そうじゃないと
・・・
ドラマが終わらないからね。
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