[あらまし] 飼い犬ジーロくん14歳慢性腎不全、
同居母86歳要介護2パーキンソン病認知症状少々がショートステイから帰って以来、
トイレでおしっこできなかったり、後肢脱力の発作が出たり、下痢したり。
犬のお友達から、「独り占めできないからじゃない?」と言われた。
確かに、ショートステイ中は飼い主の私とべったりだったので、
幸せだっただろう。
母が家にいたら、私は外出がちになるし、
介護や看護のスタッフが一日に何度も家に出入りする。
老犬にとって落ち着かない。
これはいかん。
ほんとうにもういかん。
私は今、自宅の二階に巣食っているが、
なんとか、階下のもう一つの部屋を片付けて、
犬と私が棲めるようにしよう。
※
その部屋は以前、父が書斎として使っていた部屋だ。
父が死んだ後に私がしばらく使っていて、物だらけになっている。
少しづつ片付けてはいるのだが、
なかなか、犬が安全に過ごせるところまではいかない。
※
読者のご記憶にもあるかもしれないが、
あの、「清少納言の秘物」が、
https://blog.goo.ne.jp/su-san43/e/9774fefce6701d67ac78a9a273803b7c
https://blog.goo.ne.jp/su-san43/e/4e13cd591f8bd109d10e9f15c1640ad4
「ヒメロス」が「トノス」が発掘された、
https://blog.goo.ne.jp/su-san43/e/f5e0240bc7ec8f8d05bc03ffb135ad2b
あの部屋である。
半年ほど前には、ひとさまから父に宛てられた手紙を多数、処分したが、
その中には女性からの思わせぶりな文言なども発見された。
片付けが進まない、あの部屋である。
蔵書や雑誌や原稿の類も、どこまで捨てて良いものやら
考えたり判断したりしていると片付かないので、
「片付けたら二度と見ないであろう物」はじゃんじゃん捨てる。
今、自分が使う物。
捨てないでおくのはこれだけで良いはずだ。
とかなんとか言ったって、迷ったり捨てなかったりして
時間がかかるのだが。
※
スケッチブックとスクラップブックが数冊出てきた。
私が二十歳そこそこの頃、父がスケッチを見せてきたことがある。
アーチの口から塀の内側の様子が少し見えている、という光景だった。
父本人が描いた絵とは思わなかったので、
まあまあ描けているけれど、石塀の描き方が弱い、
向こうの様子が見えているのが面白くて描いたのかもしれないが、
そのせいで意識が遠景に集中していて、遠くのほうがくっきり描かれていて
遠近感がおかしくなっている。
などと、忌憚なく述べた。
こころなしかしょぼんとして父は去って行った。
あーらごめんあそばせ。
後になって思えば、「上手に描けたでしょ」と見せに来たんだろうな。
スクラップブックを開くと、昭和20年頃からの何枚かのスケッチが収まっている。
若い頃から、描くのは好きだったのだろう。
とは言え、85歳で死んで遺ったスケッチブックが数冊なのだから、
特別に絵が好きだったとも言えない。といった程度ではある。
数頁しか使っていないスケッチブックが有った。
自分が鼠経ヘルニアになった時の、術後の患部のスケッチが有った。
自分の下腹部を見下ろした形ではないので、鏡に映して描いたものだろうか。
陰毛を剃ったのが面白かったのだろうか。
腹部の絵と、陰部の絵をわざわざコピーして繋げ合わせたものもある。
なにやっとんじゃ
片付けをするとどうしても下半身が絡んでくるのか。
※
スクラップブックの中に、私が描いた絵も有った。
日付しか書いてないが、たぶん5歳か6歳か。
描線かくあるべしというくらい、迷いなく力強い。
見習おうっと。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます