犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

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スケ★ッチブック

2019年10月09日 | 自画自賛

[あらまし] 飼い犬ジーロくん14歳慢性腎不全、
同居母86歳要介護2パーキンソン病認知症状少々がショートステイから帰って以来、
トイレでおしっこできなかったり、後肢脱力の発作が出たり、下痢したり。

犬のお友達から、「独り占めできないからじゃない?」と言われた。
確かに、ショートステイ中は飼い主の私とべったりだったので、
幸せだっただろう。
母が家にいたら、私は外出がちになるし、
介護や看護のスタッフが一日に何度も家に出入りする。
老犬にとって落ち着かない。

これはいかん。
ほんとうにもういかん。

私は今、自宅の二階に巣食っているが、
なんとか、階下のもう一つの部屋を片付けて、
犬と私が棲めるようにしよう。



その部屋は以前、父が書斎として使っていた部屋だ。
父が死んだ後に私がしばらく使っていて、物だらけになっている。
少しづつ片付けてはいるのだが、
なかなか、犬が安全に過ごせるところまではいかない。



読者のご記憶にもあるかもしれないが、
あの、「清少納言の秘物」が、
https://blog.goo.ne.jp/su-san43/e/9774fefce6701d67ac78a9a273803b7c
https://blog.goo.ne.jp/su-san43/e/4e13cd591f8bd109d10e9f15c1640ad4
「ヒメロス」が「トノス」が発掘された、
https://blog.goo.ne.jp/su-san43/e/f5e0240bc7ec8f8d05bc03ffb135ad2b
あの部屋である。

半年ほど前には、ひとさまから父に宛てられた手紙を多数、処分したが、
その中には女性からの思わせぶりな文言なども発見された。

片付けが進まない、あの部屋である。

蔵書や雑誌や原稿の類も、どこまで捨てて良いものやら
考えたり判断したりしていると片付かないので、
「片付けたら二度と見ないであろう物」はじゃんじゃん捨てる。
今、自分が使う物。
捨てないでおくのはこれだけで良いはずだ。

とかなんとか言ったって、迷ったり捨てなかったりして
時間がかかるのだが。



スケッチブックとスクラップブックが数冊出てきた。

私が二十歳そこそこの頃、父がスケッチを見せてきたことがある。
アーチの口から塀の内側の様子が少し見えている、という光景だった。
父本人が描いた絵とは思わなかったので、
まあまあ描けているけれど、石塀の描き方が弱い、
向こうの様子が見えているのが面白くて描いたのかもしれないが、
そのせいで意識が遠景に集中していて、遠くのほうがくっきり描かれていて
遠近感がおかしくなっている。
などと、忌憚なく述べた。

こころなしかしょぼんとして父は去って行った。

あーらごめんあそばせ。
後になって思えば、「上手に描けたでしょ」と見せに来たんだろうな。

スクラップブックを開くと、昭和20年頃からの何枚かのスケッチが収まっている。
若い頃から、描くのは好きだったのだろう。
とは言え、85歳で死んで遺ったスケッチブックが数冊なのだから、
特別に絵が好きだったとも言えない。といった程度ではある。

数頁しか使っていないスケッチブックが有った。
自分が鼠経ヘルニアになった時の、術後の患部のスケッチが有った。
自分の下腹部を見下ろした形ではないので、鏡に映して描いたものだろうか。
陰毛を剃ったのが面白かったのだろうか。
腹部の絵と、陰部の絵をわざわざコピーして繋げ合わせたものもある。
なにやっとんじゃ

片付けをするとどうしても下半身が絡んでくるのか。



スクラップブックの中に、私が描いた絵も有った。
日付しか書いてないが、たぶん5歳か6歳か。
描線かくあるべしというくらい、迷いなく力強い。

見習おうっと。

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