
この時期、雑草との戦の火蓋が切って落とされる。
本気で、庭に火をかけたいくらいだ。
取っても取っても生えてくる。
「ひと雨ごとに緑が濃く」なんてのん気なこと言ってられない。
木の葉が繁ってきたな、と思って何気なく眺めている場合じゃない。
よく見ると、ヤブカラシのつるが絡んで余計に繁っていることも多い。
雑草とひとくくりにするのはいけないわ、
ひとつひとつの植物に名前はあるのよ。
なんてことも言ってられない。
・やたら増える
・根で生きる
・死なない
こういったものはすべて雑草の汚名を着せて、見つけ次第にひっこ抜く。
「やたら増える」にも「根で生きる」にも「死なない」にも、
それぞれにその種類の方法を持っている。
これはまた後日ねちねちと恨みを込めて書き連ねたい。
※
隣家との境目に、アカメガシワが生えてきた。
図鑑によれば、
「トウダイグサ科アカメガシワ属の高木。
幹は斜めに伸びて逆三角形の樹形になる。
樹高5~15m。
分布:本州~沖縄。
山野の日当たりのよい場所に、ごくふつうに生える。」
トウダイグサ科とか言って草かと思わせるが、
うっかりほっといたら5m以上になる、立派な木だ。
「山野の日当たりのよい場所に」などと書いてあるが、
ビルとビルの隙間の日陰にも、ごくふつうに生えている。
雑草の王者である。
一昨年、根元で伐ったが、そんなことではコイツは死なない。
昨年の夏にすくすくと成長し、5mくらいになった。
このままでは本当にあっという間に15mに達して、
「あのアカメガシワのおうち」とかなんとか呼ばれるようになってしまう。
そこで、また伐った。
まず、手の届く範囲で枝を落とし、なるべく軽くしておく。
幹の途中をロープで縛り、自宅の木に結び付けておいた。
そして、自宅側を斜めに伐り込み、
その後、隣家の側から伐り進んだ。
それでも、隣家の方へ倒れていってしまった。
ヤバい。
重い木が勢い良く倒れたら、家の屋根の先などを壊してしまう。
しかも、その日に限って、いつもは閉まっている2階の窓が開いているじゃないか。
慌ててロープを引いたり、根元を向こうへ押してみたりしたが、
なかなか動かない。
5m超えると若木とは言え、重い。
成長が速いとは言え、水分をよく含んで、重い。
※
そんなふうに苦心して伐り倒したが、今年も新芽が萌え出ている。
それだけじゃない。
伐り倒した幹は枝をすべて払い、2mずつくらいに切って、
庭にほったらかしておいた。
その、分断してある幹から芽吹いているではないか。
背筋が寒くなった。
どこかから根が出ていたら、また木になってしまう。
分断した数に増えてしまう。
不死身か。
重かったわけだ。
数ヶ月放置していても、根を出さずに芽吹くことができるだけ、
幹に水分を蓄えているわけだ。
新芽をもぎ取って、日向に置いた。
乾け。乾くのじゃ!
本気で、庭に火をかけたいくらいだ。
取っても取っても生えてくる。
「ひと雨ごとに緑が濃く」なんてのん気なこと言ってられない。
木の葉が繁ってきたな、と思って何気なく眺めている場合じゃない。
よく見ると、ヤブカラシのつるが絡んで余計に繁っていることも多い。
雑草とひとくくりにするのはいけないわ、
ひとつひとつの植物に名前はあるのよ。
なんてことも言ってられない。
・やたら増える
・根で生きる
・死なない
こういったものはすべて雑草の汚名を着せて、見つけ次第にひっこ抜く。
「やたら増える」にも「根で生きる」にも「死なない」にも、
それぞれにその種類の方法を持っている。
これはまた後日ねちねちと恨みを込めて書き連ねたい。
※
隣家との境目に、アカメガシワが生えてきた。
図鑑によれば、
「トウダイグサ科アカメガシワ属の高木。
幹は斜めに伸びて逆三角形の樹形になる。
樹高5~15m。
分布:本州~沖縄。
山野の日当たりのよい場所に、ごくふつうに生える。」
トウダイグサ科とか言って草かと思わせるが、
うっかりほっといたら5m以上になる、立派な木だ。
「山野の日当たりのよい場所に」などと書いてあるが、
ビルとビルの隙間の日陰にも、ごくふつうに生えている。
雑草の王者である。
一昨年、根元で伐ったが、そんなことではコイツは死なない。
昨年の夏にすくすくと成長し、5mくらいになった。
このままでは本当にあっという間に15mに達して、
「あのアカメガシワのおうち」とかなんとか呼ばれるようになってしまう。
そこで、また伐った。
まず、手の届く範囲で枝を落とし、なるべく軽くしておく。
幹の途中をロープで縛り、自宅の木に結び付けておいた。
そして、自宅側を斜めに伐り込み、
その後、隣家の側から伐り進んだ。
それでも、隣家の方へ倒れていってしまった。
ヤバい。
重い木が勢い良く倒れたら、家の屋根の先などを壊してしまう。
しかも、その日に限って、いつもは閉まっている2階の窓が開いているじゃないか。
慌ててロープを引いたり、根元を向こうへ押してみたりしたが、
なかなか動かない。
5m超えると若木とは言え、重い。
成長が速いとは言え、水分をよく含んで、重い。
※
そんなふうに苦心して伐り倒したが、今年も新芽が萌え出ている。
それだけじゃない。
伐り倒した幹は枝をすべて払い、2mずつくらいに切って、
庭にほったらかしておいた。
その、分断してある幹から芽吹いているではないか。
背筋が寒くなった。
どこかから根が出ていたら、また木になってしまう。
分断した数に増えてしまう。
不死身か。
重かったわけだ。
数ヶ月放置していても、根を出さずに芽吹くことができるだけ、
幹に水分を蓄えているわけだ。
新芽をもぎ取って、日向に置いた。
乾け。乾くのじゃ!
アカメガシワは確かにどこにでも生えてきますが、桐より成長速度は遅いです。もし1年で5m近く生長したならば桐で間違いないと思います。桐は十分に根が張り、水分条件の良い場所であればそれくらいの伸長生長をします。
ご指摘ありがとうございます。
お隣の農家に桐がそびえているので、その子でしょうかね。
今度から、あちこちの隙間に生えているこやつらが、キリなのかアカメガシワなのか、更に観察することにします。