うんちの犯人を追え！ 続篇

[あらすじ] 我が家に用のある人以外通らない、家の前の細い砂利道に
うんちが放置されていたが、寒くなってから見ない。


未完の完、なんて書いたのがいけなかったのか。
やはり犯人が誰か解明されるまではどうも落ち着かない、
と私自身が感じたのがいけなかったのか。

寒くなってからとんと来ない。
と、ひょっとして野生の生き物かもしれない犯人にちょっとばかし
あたたかい目を向けたその日。
ブログを書き終えて、犬の散歩に行って、戻って来た砂利道で、
雌のほうが道端の落ち葉の中を執拗に嗅ぐ。

あっと思った時にはもう遅くて、おくちに何かを咥えている。
気付いた瞬間、私の足も飛んだ。
思わず、自分の飼い犬の鼻面を蹴飛ばしたのだ。

瞬時ではあったが、素手でつかんで奪い取ってはイケナイあれ
だという計算が働いて、足が出たのだ。

飼い犬の鼻を蹴るのは、気分が悪い。
いくら犬が痛みに鈍いと言ったって、
愛犬を蹴るもんじゃない。

※

うんちファンよ、うんちはつづくよ。
もう少しあたたかくなったら、張り込みしてみようかな。
いつか春の風に乗せて、犯人をご紹介できるのかな。