犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

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矛盾をはらむ時期

2014年03月26日 | 日々
[あらすじ] 異論を排除すると腐敗する。異論と接触すると発展する。
自分の中の相反するものに気付き葛藤すると、その先に発展がある。


さてちょっと前の話を思い出していただきましょか。
二十歳の頃、私は0歳児と40歳を足して2で割ったような20歳でありたいと思い、
40歳になったら、0歳児と80歳を足して2で割ったような40歳になりたいと望んでいて、
実際に40歳になったら、見た目の白髪という面では達成できたみたい。
という話。

先日など、友人の子2歳に、「おじーちゃん」と呼ばれましたわ。
2歳の知っている「おばちゃん」というカテゴリに入らなかったんですね。
素直で率直でいいわね、2歳児は。
そうよー、おばちゃん、おじーちゃんなのよー。バア。
ってなもんである。
本物のお爺ちゃんから見たら私なんぞ赤ん坊のようなものだろう。

誰しも、このような時期がある。
いや、無いか。
誰しも、このように、大人なのか子どもなのか分からない時期がある。

思春期。
思春期こそ、自分の中の矛盾に葛藤する。
もう、矛盾の葛藤=思春期というくらい、毎日が矛盾と葛藤に満ちている。

15歳らしいのではなく、0歳児と30歳を足して2で割ったような15歳だと、
この葛藤が強いのじゃないだろうか。
大人らしい部分が伸びているほど、子どもらしい部分をしっかり保っているほど、
矛盾はきっと烈しい。

反抗期は、対立するものの両方をしっかり見て、ばっちりぶつけ合い、
そして新しいものへ発展させていくということを知るための、
とても個人的で厄介な練習期間なのかもしれない。

ヨノナカには驚くほどいろんな立場があるし、
同じ目的を持っているのに正反対の方法を唱える人たちがいたりする。
それを見て、ただ混乱するのではなく、両方をよく知り、自分の意見を持つ
ということができるようになるために、まずは自分の中の対立に
立ち向かわなくてはならないのだろう。
やれやれ。

ひとつのものしか知らずにいると、それっきりだ。
別の側面を知った時、葛藤を経験する。
それはちょいと苦しいけれど、
その先で柔軟に寛容になり得る。


たぶん次回、これ以上無いってくらいの矛盾をはらんだ人の話を書こうかな。
誰のことか、想像してみといてちょうだい。
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