犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

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類は友を呼ぶのよ

2014年03月13日 | からだ
[あらすじ] 久々に風邪を引いた。きっかけは冷たいチューバを抱えて体温を吸われ、
冷えたこと。


だからってチューバ奏者が毎日風邪を引いているわけではない。
私だって、チューバを吹くたびに風邪を引くわけではない。

だから、チューバを吹いて冷えたから、というのはひとつの要素でしかない。
多くの病気について、「これが原因」なんていうふうに
一つにしぼれるものなんて、無いと言っていいだろう。



今回、なぜチューバの冷たさに負けたか。
もう少し考える。

カゼのことを風邪と書く。
これは、そもそも中国の古典医学の用語で、フウジャと読む。

中国古典医学では、病気の原因を三つに分けて考える。
外因:気候変化など。寒邪、湿邪など
内因:過度な感情。怒、喜、思、憂、恐など
不内外因:不摂生、過労、けがなど

風邪は外因の一つで、あんまり風に当たると病気が入ってくる。
寒い季節には、冷えることになる。

ただ、外因の影響を受けるのには、中の状態も関与する。
体内に冷えがあると、外からの冷えも入ってきやすいのだ。

現代的に言えば、血行が悪い状態の手で、冬に庭仕事をたくさんしたら
腱断裂した、とか。
パッと見、たくさん庭仕事をしたことが「原因」と言われがちだが、
それは過剰な負担の不内外因の部分であり、
他に、寒い中だったという外因や、もともとその時に血行が悪かったという部分もある。



つまり、私の場合で言えば、腹の中の冷えがちょいと強まっている時期だったのが
敗因のようだ。

生理の時に風邪を引きやすい、という経験を持っている人も多いと思う。
女性の場合、周期的な体内の冷えの変化もある。

それはどうしようもないか、と言ったら、そうでもない。
治療によって改善もする。
話がちょっとずれるが、生理痛や、PMS、月経周期にともなう頭痛や腰痛なども、
鍼で大きく改善するケースが多い。
あきらめないで欲しい。



次は風邪侵入を現代的に見ようかな。
つづく

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