子どもの頃、グラモフォンレコードの商標の犬の絵が気になった。
ビクターのレコードも同じ犬の商標だった。
蓄音機の前におすわりして、朝顔の部分に耳を傾けている。
かわいい。
母が言うには、レコードに吹き込まれた飼い主さんの声を聞いているのだ、と。
ホントかいな。
それから二十代になると、HMVというレコード屋が台頭してきた。
ポイントカードがプラチナになるくらいには通ったものだ。
そしてHMVとはHis Master's Voiceつまり犬の飼い主の声という意味だと知った。
なぬ?
グラモフォンからビクターからHMVと、なぜいろいろなブランドの商標に
あの犬が駆け回っているのだろう。
※
音に対して「?」を感じると、首を傾げる犬がいる。
以前飼っていたきょうだい犬のメス犬も、そうだった。
私が、声帯を上げてちょっと鼻にかかったような奇妙な高めの声を出すと、
いつも不思議そうに首を傾げた。
その癖を利用して、「それなあに?」と見ているような写真を撮った。
かわいい。
どの犬もする仕草ではない。
この犬のきょうだいのジーロくんも、同じ声を聞いても反応はしなかった。
※
蓄音機に耳を傾ける犬については、wikipediaにも載っている。
亡くなった飼い主の声を聴いているということだ。
どのような経緯でグラモフォンの商標になったか、
その他の商標のことについても書いてある。
※
『舟唄』の動画の中、
?沖の?に深酒させてヨ
のところで、作ったユリカモメに深酒させたい。
ユリカモメを腕にとまらせたいな。
鷹匠みたいにサ。
ユリカモメの尻の辺りに糸を付けて輪っかにして、
輪っかに腕を通して、腕の上にユリカモメを立たせてみた。
立つ。
酒を飲んでみたら旨いもんだからグイグイ飲んじゃう、
という様子にしたい。
水を飲む鳥のおもちゃ有るじゃん、あれみたいに。
やまちゃんの腕にユリカモメをとまらせて、
陰で私が糸を操った。
のがココ↓
https://youtu.be/-cwf4e9JdTo?t=76
早送りで再生すると、ユリカモメが酒をグイグイいっているふうになる。
※
TLAという言葉を知った。
Three letter acronym の略、というか、
Three letter acronym のThree letter acronym が TLAということか。
三文字の頭字語、という意味だ。
頭字語という語も知らなかった。
Three letter acronym の頭の文字を取ってTLAという、そういうことだ。
北大西洋条約機構なら、North Atlantic Treaty Organization を略してNATOだが、
これを「エヌエーティーオー」と読まずに「ナトー」と読む。
ええ感じに母音が散りばめられて、するりと発音できちゃうんなら発音しよう
そうしよう、というのが頭字語ということなのか。
ただの頭文字とちょっと性格が違うのは、もう一つ、
できた略称が主な呼び名になるところだろうか。
つまり、ナトー(NATO)のことをわざわざ
北大西洋条約機構とかNorth Atlantic Treaty Organizationとは呼ばないし、
アセアン(ASEAN)のことをわざわざ東南アジア諸国連合とか
Association of South‐East Asian Nationsとは呼ばないということだ。
※
たくさん有りそうだ。
GNPとかCPUとかNHKとかOMGとか
ILTとかIGEとかJPNとかNRTとか
CEOとかETCとかWHOとかSYMとか
全部、元の言葉分かりますか?
分からんで使っているものも多いけれど、
それこそがTLAの使い方なんだろう。
※
ご近所幼なじみ四天王でも、”イニシャルトーク”として
頭文字だけで話すことが流行った。
月に一度集まっていた頃、冬場は鍋を囲んだ。
鍋が吹きこぼれそうな時に私は叫んだ。
「HFT!」
幼なじみには通じるもので、
一人が急いで蓋を取ってくれた。
※
二人組バンドの名前をi.n.u.と称している。
イニシャルだからとピリオドを入れたり、小文字にしたりしたのは、
日本には伝説のパンクバンドINUがいるからだ。
TLAという概念を知った今、やっぱりINUという名前はかっこいいな
と、悔しく思う。
バンド名と言えば思い出すのがもう一つ有る。
GNP、HFTなどが何の略か等、
つづく
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