犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

ゲゲゲの調布発信
犬のこと、人の心身のこと、音楽や自作のいろいろなものについて

龍苔咽

2019年03月16日 | からだ
[あらすじ] ファミレスの禁煙席に3時間。
でも煙たくて、夜更けにのどが痛くなった。

何日も経って、まだのどの違和感は続き、
痰が切れて咳も出る。
ぼつぼつ、風邪だと認めたらどうなんだ、自分。

こういう時はあれだ。
近所のドラッグストアで、ひさしぶりに買い求める。

小さな匙に一杯、舌の根にのせて、
溶けて入ってくるのを待つ。

この白い粉薬を使うと、
スカーッとして、身体のもやもやが晴れて、気分も軽くなる。
私は一日に何度か使う。

でも、のどの奥の患部に薬を付着させるには、
吸い込むのが一番良い。
ただ、吸い込むと大概むせてしまう。
むせる息のスピードがまたのどを傷つけやしないか。
それに、むせて噴き出した白い粉がもったいない。

のどの奥の壁面に粉を付着させるには、
口から吸うのではなく、鼻から吸うとより良いかもしれない。
どうやったらうまく鼻から粉が吸えるだろうか。
うまくやらないと、鼻水まみれの鼻毛に粉がくっ付いてしまって、
ちっとも奥に入らないだろう。

そうだ、何か筒を鼻の穴に突っ込んで、それを使って吸い込めばいい。
ストローなんて無いな。
紙を丸めればいいか。
でも鼻水を吸い込んだ紙に粉がくっ付いてしまうな。
吸水性の低い紙を使えばいいか。
水に丈夫な紙、そうだ、紙幣なら大丈夫だ。

・・・

なんてなことを考えながら、
舌の奥の龍角散が溶けてゆるやかな瀧のように、のどの奥の患部に届くのを待つ。

スーッと心地良い。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 女優じゃないわのよ | トップ | 寝たり寝たり »

コメントを投稿

からだ」カテゴリの最新記事