犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

ゲゲゲの調布発信
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百円生物

2020年05月22日 | 日々
百円均一ショップで買物をする。
台所の水切りのネットだの、スポンジだの、
掃除用のクエン酸だの、(重曹やセスキは容量の多い物のほうがお徳)
母の舐める飴各種だの、封筒だの、キッチンペーパーだの、
釘やネジを入れる仕切りの有るプラスチックケースだの、
何かと常に必要が有るものだ。



百円均一ショップにもいくつかの会社が有る。
それぞれに商品開発しているので、
同じような物が並ぶ中にも少しづつ違いが有る。
だから、いろんなヒャッキンに行くことになる。

また、規模の大きめな店舗に行くと、
近所の店舗には無い商品が置いてあって面白かったりもする。



色々な物が、以前は数百円したはずなのに、
ヒャッキンで売っているようになってきた。
生産から販売のルートがなんちゃらとかはんちゃらとかで
安く売ることができるようになったのかなんなのか。

欲しい物や必要な物や、
こんな物が有ったらいいなーと思う物が有ったとして、
スーパーやホームセンターに置いてあったとしても、
ひょっとしてヒャッキンでも売っているんじゃないか、
と一旦は確認してみたりする。



もちろん、その中には百円で売れるなりの
造りの弱い商品も有る。
一方で、案外使い続けられるような物も有る。



商品開発のペースが速い。
これはいいな、と思ったらその時に買わないと、
次に探しても既に無い、ということも多い。

その逆で、ここんとこがもうちょっとこうなってりゃいいのに
でも安いし必要だから今買うか
と買ってしばらくしたら、自分が思ったような点が改善された物が出ていたりすることも有る。



こりゃー絶対に買わんぞ
という物も、たまに、有る。

写真の奇態なぬいぐるみがその一つである。

真ん中のはどうやらアザラシらしい。
子どもなのか、白い。
しかし、顔面に大中小の点が気味悪く理解し難く配置されている。

小さい点々は、ヒゲの点か。
左右の中くらいの点は、目か。
中央の大きい点は、鼻か。
そうなのか。

鼻が目より高いのか。
陸上の哺乳類で、それはどうなのか。

商品に札が付いていて、イラストが印刷されている。
なるほど。
ぬいぐるみとして作る前に、イラストがイメージとして描かれたのだろう。
絵としては、目の位置が低いのは、幼くかわいい形になる。

横に、シロクマのぬいぐるみが有った。
たしかに、こちらも目の位置が低い。
これは成立している。

しかし、
アザラシのほうは、もう、三つの点が何をいや小さい点も含めて
何を表しているのか不可解なものに出来上がっている。

「足の数が多い」とか「目の数が少ない」とか「あるべきものがそこにない」など
体の部品の数や位置をいじくると、想像上のモノ、
バケモノが出来上がる。
これは既にアザラシではなく妖怪阿晒シとかなんとかいったモノになっている。



さらに。
左は、
精一杯好意的に見て、
ワニであろう。

そう、札が付いていて、イラストが印刷されている。
もちろん、イラストは横からの絵なのである。

横から見た図のイラストだけを元に、ぬいぐるみとして製品化してしまったのだろう。
正面から見ると、一つの突起の両面に両目が開いているのである。

増々妖怪じみている。
実際の生物がこういう構造をけっして取らない、とも言い切れないが、
我々が知っているワニは、
顔の両側寄りにそれぞれの目が有る。

これは妖怪ガワニとかなんとかいったモノなのだろう。



平面図からぬいぐるみを商品化するのはやめてくだいそー
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