犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

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世界中の幸せのために自分の時間を使うとして計算する

2012年03月25日 | 椰子の実の中
世界中の人間がほんの一瞬でも楽を感じられるように、
私の時間をそれに振り替えてください、

と、祈ったとする。

私が幸せに生きる時間を、私のためでなく世界中の人のために
与えてください、
と。



計算してみる。


世界の人口×ほんの一瞬÷60(秒)÷60(分)÷24(時間)÷365(日)


いやあ、世界の人口って45億だと思ってたけど、
それは私が小学生の頃に図鑑で見た数字なのね。

今は推定70億ですと。
ひー!いってんごばい!
たかだか30年で、1.5倍だよ!?


さて。
一瞬というのだから、読んで字の如く、瞬き一回に要する時間
を言っているのだろう。

瞬きの時間を調べると、諸説あるようで、何をどう計測している
とか専門的なところまでは分からないので、
ざっと0.3秒、ってことにする。


世界中68億人の人が、瞬きを0.3秒する間だけでも
ほんわか幸せでありますように、
私の時間を使ってください、

と祈る計算をする。

しますよ~

7000000000×0.3÷60÷60÷24÷365≒




66.6

単位は年ですよー


66.6年。

私は今、42歳なので、これから108歳までの時間を全てハッピーに
暮らすっていう前提で、その時間を世界中に分配する。

って無理ーーー

私がこれから生きるはずの時間を世界中の人に分配する。
私はもう今死んじゃっていいから。

って言っても余命66.6年ある自信無ぇーーー



いやあ、世界って広い。
人間って多い。
四苦八苦。
生老病死。
お釈迦さまもびっくり。




お。
ちょっと待てよ。
釈迦の生きたのは紀元前5世紀頃とされる。


ブッダの時代の世界の人口は、ざっと推定1億人っていう数字がある。

すると、世界中の幸せのために自分の時間を全て注ぎ込むとしても、
約1年ってことになる。

おお。
なんか、そんならできるような気がしてこないか?

ブッダ!今の時代に生まれてたらタイヘンだったぞ。


いえいえ、今の時代よりお釈迦さまの負担が軽かったとか言ってる
わけでは決してござんせん。



そんな願いを持ったり、祈ったりすることは、
この、数字で評価される自然科学的な世界の事象ではない。
だから、こんな計算で表せるものではない。

一瞬でも世界中の幸せについて願ってみたりすること、
そういう思いの働きって大事なんではないか、と思ってね。


あ。
世界中の人が、自分じゃなくて他の人の幸せのために生きたら、
みんなが一生幸せに生きられる、んじゃない?



これは計算が必要無い。

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