出口から遠い席だったにもかかわらず、人の流れに乗って動いていたら、
3人目くらいに物販の場所に流れ着いた。
既に持っている『ぼくのほんとうの話』をもう一冊買って、私は
一番にこうくんの前に進み出た。
台風で豪雨の予報だった。
留守の間、家の雨漏りがひどくなるかもしれない。
夕方のヘルパーさんが来られなくなるかもしれない。
電車が止まるかもしれない。道路が冠水するかもしれない。
迷った挙句に車で渋谷に向かった。
合羽に短パンにサンダルがけ、手拭い3本とタオルを持って映画館に向かった。
映画『性別が、ない!』を見に行った。
台風の予報でも初日の2回目に行ったのは、上映後にトークショーが有ったからだ。
監督の渡辺征悟さん、著者の新井祥さん、アシスタントのうさきこうさんの3人。
映画の感想は山ほど有る。
メモがわりに少しツイートしたけれど、ほんの一部だけだ。
思ったこと考えたことを丁寧に書いたら2週間は軽くネタになるだろう。
映画を見ながら、A4の紙に3ページ、メモを取った。
トークショーが意外と短く終わると思ったら、サイン会が有ると言う。
聞いてねーよ!嬉しい!
本は何冊目でも買うよ。サインしてもらいながら少しでもしゃべるのが楽しみなんだから。
映画の感想を、手短に伝えた。
とても手短になんかできない、重要な部分についての感想だったので、
短い割にディープ過ぎて、うまく伝わらなかったかもしれない。
ここは後日あらためてねちねち書く。
私も小学生の頃から自覚したので、小学校の話というのは胸に響きます。
気を取り直して、作品の感想を伝えた。
『ぼくのほんとうの話』の舞台は、小学生時代である。
トークショーの中で、「実際に経験した事しか書いてません。」ときっぱりと言っていた。
そこは、先生である新井のスタンスと共通しているのか。
自分が自覚したのは、まだ恋愛感情というものを持つ前、小学3年生くらいだった、と語る。
誰が好きとか、男子なら誰を思って勃起したかとか、そういったところで現れると思われがちだが、
第二次性徴などよりもずっと前に、自覚はある。
実体験だけを書いたという、うさきさんの作品にはそれだけリアリティーが有る。
同級生たちとの会話、初恋の子、お母さんの言葉、
次第に募ってゆく孤立感。
主人公のこうくんは、次第に、いつも俯いてばかりいる子になってゆく。
15年くらい前に、気付いたことを思い出す。
いつも俯いて歩いているのだ。
家の中でも外でも。
身体への違和感も有る。胸を隠すには、猫背になる。
姿勢を良くしなさい、と言われても、胸を張れない。張るわけにいかない。
今は様々な変化や対策を経て、だいぶ姿勢も良くなった。
こうくんも、堂々として見える。
カムアウトについて、もっと話を聞いてみたい人である。
3人目くらいに物販の場所に流れ着いた。
既に持っている『ぼくのほんとうの話』をもう一冊買って、私は
一番にこうくんの前に進み出た。
台風で豪雨の予報だった。
留守の間、家の雨漏りがひどくなるかもしれない。
夕方のヘルパーさんが来られなくなるかもしれない。
電車が止まるかもしれない。道路が冠水するかもしれない。
迷った挙句に車で渋谷に向かった。
合羽に短パンにサンダルがけ、手拭い3本とタオルを持って映画館に向かった。
映画『性別が、ない!』を見に行った。
台風の予報でも初日の2回目に行ったのは、上映後にトークショーが有ったからだ。
監督の渡辺征悟さん、著者の新井祥さん、アシスタントのうさきこうさんの3人。
映画の感想は山ほど有る。
メモがわりに少しツイートしたけれど、ほんの一部だけだ。
思ったこと考えたことを丁寧に書いたら2週間は軽くネタになるだろう。
映画を見ながら、A4の紙に3ページ、メモを取った。
トークショーが意外と短く終わると思ったら、サイン会が有ると言う。
聞いてねーよ!嬉しい!
本は何冊目でも買うよ。サインしてもらいながら少しでもしゃべるのが楽しみなんだから。
映画の感想を、手短に伝えた。
とても手短になんかできない、重要な部分についての感想だったので、
短い割にディープ過ぎて、うまく伝わらなかったかもしれない。
ここは後日あらためてねちねち書く。
私も小学生の頃から自覚したので、小学校の話というのは胸に響きます。
気を取り直して、作品の感想を伝えた。
『ぼくのほんとうの話』の舞台は、小学生時代である。
トークショーの中で、「実際に経験した事しか書いてません。」ときっぱりと言っていた。
そこは、先生である新井のスタンスと共通しているのか。
自分が自覚したのは、まだ恋愛感情というものを持つ前、小学3年生くらいだった、と語る。
誰が好きとか、男子なら誰を思って勃起したかとか、そういったところで現れると思われがちだが、
第二次性徴などよりもずっと前に、自覚はある。
実体験だけを書いたという、うさきさんの作品にはそれだけリアリティーが有る。
同級生たちとの会話、初恋の子、お母さんの言葉、
次第に募ってゆく孤立感。
主人公のこうくんは、次第に、いつも俯いてばかりいる子になってゆく。
15年くらい前に、気付いたことを思い出す。
いつも俯いて歩いているのだ。
家の中でも外でも。
身体への違和感も有る。胸を隠すには、猫背になる。
姿勢を良くしなさい、と言われても、胸を張れない。張るわけにいかない。
今は様々な変化や対策を経て、だいぶ姿勢も良くなった。
こうくんも、堂々として見える。
カムアウトについて、もっと話を聞いてみたい人である。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます