母85歳パーキンソン病要介護2が、9週間のおつとめじゃない
介護老人保健施設から退所した。
午前10時台は身体の動きが悪いと言う。
11時過ぎに迎えに行く。
2ヶ月も生活していると、荷物が増える。
車に往復して荷物を積み込む。
家に留守番できないから連れて来た飼い犬が鳴く。
家に置いて行かれる時に鳴くことは有るが、
車から私が離れる時に鳴くのは珍しい。
車ではいつも静かに待っていられる。だから連れ出しやすかった。
今日はどうしたのだろう。
しかし、車でやたらに連れ回らなければならない日々も一旦終わる。
※
介護保険で受けられるサービスはまず大きく二つに分かれている。
自宅での生活を支える居宅サービスと、施設で生活する施設サービスだ。
施設に入所しても、基本の生活は自宅である場合、ショートステイと呼び、居宅サービスの範疇に入る。
今回の入所は、施設サービスだったので、在宅介護は一旦打ち切るという形になった。
退所して来たらすぐに在宅介護を再開するため、午後には担当者会議が開かれた。
ケアマネージャーさんを中心に、杖や手すりを用意する福祉用具さん、用具の中でもベッドは別の会社、
デイサービスの担当者、定期巡回介護の担当者。総勢7名が家にやって来た。
もう椅子も足りないし出すスペースも無いので、ベッドも在る室内におとながギチギチに立ち話。ワオ
今の身体の状況を見て、今後の生活の方針や対策について話し合う。
それぞれの担当者が、自分の得意な分野から見た対策を提案する。
介護する側から見ると、母の歩きが心配で、転倒防止ケガ防止ということをまず考える。
ご本人からすると、自宅に戻ったのだから好きなことをしたい。
「以前は料理もなさっていたみたいですけど、宅食を2回に増やしたり、
お湯を沸かすのは電気ポット使ったり」
「和室との段差が危険ですから、あちらの部屋にはもう行かないこと。」
私からも、必要な物は私が運ぶから言ってください、と釘を刺した。
※
担当者たちが帰ると、母は言う。
「お湯を沸かしたり、お味噌汁を作ったりご飯を炊いたりするのは調理には入らないから。」
オイオイ。
そういう例外扱いをすると、どんどん自分の中でオッケーになっていく。
それに、その場で言わないでみんなが帰ったら言うのはずるい。
皆さんには通らないのは分かっているから、私だけに言うのではないか。
必要な物を忘れていたので、買い物に行く。
あれこれ選んで他の用足しもして、数時間後に帰宅する。
和室に入ると、何か様子が違う。
「和室の押し入れの前の物はちょっと移動したから。」
いやいやいや、そっちへは行かないこと、という話でしょ。
「別のことだと思ってた。調べたい事が有って、これはいいと思った。」
なるほど。
約束事をすぐに忘れたわけではない。
みんなの言っている、段差が危険ということの意味が分かっていないわけではない。
ただ、自分がやろうとしていることやっていることは、
そのルールの中に当てはまらないということに即座にできてしまうのだ。
※
自分の都合次第で例外をすぐに作れる人に、ルールは通用しない。
ああ、なんか、わかってきた。
家の中に大物政治家がいるような感じだな。
介護老人保健施設から退所した。
午前10時台は身体の動きが悪いと言う。
11時過ぎに迎えに行く。
2ヶ月も生活していると、荷物が増える。
車に往復して荷物を積み込む。
家に留守番できないから連れて来た飼い犬が鳴く。
家に置いて行かれる時に鳴くことは有るが、
車から私が離れる時に鳴くのは珍しい。
車ではいつも静かに待っていられる。だから連れ出しやすかった。
今日はどうしたのだろう。
しかし、車でやたらに連れ回らなければならない日々も一旦終わる。
※
介護保険で受けられるサービスはまず大きく二つに分かれている。
自宅での生活を支える居宅サービスと、施設で生活する施設サービスだ。
施設に入所しても、基本の生活は自宅である場合、ショートステイと呼び、居宅サービスの範疇に入る。
今回の入所は、施設サービスだったので、在宅介護は一旦打ち切るという形になった。
退所して来たらすぐに在宅介護を再開するため、午後には担当者会議が開かれた。
ケアマネージャーさんを中心に、杖や手すりを用意する福祉用具さん、用具の中でもベッドは別の会社、
デイサービスの担当者、定期巡回介護の担当者。総勢7名が家にやって来た。
もう椅子も足りないし出すスペースも無いので、ベッドも在る室内におとながギチギチに立ち話。ワオ
今の身体の状況を見て、今後の生活の方針や対策について話し合う。
それぞれの担当者が、自分の得意な分野から見た対策を提案する。
介護する側から見ると、母の歩きが心配で、転倒防止ケガ防止ということをまず考える。
ご本人からすると、自宅に戻ったのだから好きなことをしたい。
「以前は料理もなさっていたみたいですけど、宅食を2回に増やしたり、
お湯を沸かすのは電気ポット使ったり」
「和室との段差が危険ですから、あちらの部屋にはもう行かないこと。」
私からも、必要な物は私が運ぶから言ってください、と釘を刺した。
※
担当者たちが帰ると、母は言う。
「お湯を沸かしたり、お味噌汁を作ったりご飯を炊いたりするのは調理には入らないから。」
オイオイ。
そういう例外扱いをすると、どんどん自分の中でオッケーになっていく。
それに、その場で言わないでみんなが帰ったら言うのはずるい。
皆さんには通らないのは分かっているから、私だけに言うのではないか。
必要な物を忘れていたので、買い物に行く。
あれこれ選んで他の用足しもして、数時間後に帰宅する。
和室に入ると、何か様子が違う。
「和室の押し入れの前の物はちょっと移動したから。」
いやいやいや、そっちへは行かないこと、という話でしょ。
「別のことだと思ってた。調べたい事が有って、これはいいと思った。」
なるほど。
約束事をすぐに忘れたわけではない。
みんなの言っている、段差が危険ということの意味が分かっていないわけではない。
ただ、自分がやろうとしていることやっていることは、
そのルールの中に当てはまらないということに即座にできてしまうのだ。
※
自分の都合次第で例外をすぐに作れる人に、ルールは通用しない。
ああ、なんか、わかってきた。
家の中に大物政治家がいるような感じだな。
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