犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

ゲゲゲの調布発信
犬のこと、人の心身のこと、音楽や自作のいろいろなものについて

カバサ危機

2016年07月19日 | 犬と暮らす
雄と雌のきょうだい犬を飼っている。
雄は14kg、雌は10kgの中型といったところ。
2005年7月25日生まれ。

雄がジーロ、雌がカバサ。
飼い始めた頃ちょいとボサノバを練習していたので、ポルトガル語で名付けた。
ジーロは回るという意味だが、熟語にすると散歩するという意味になる。
カバサは楽器にもあるが、瓢箪の意味だ。頭のブチが瓢箪の形なのだ。

雌で小さい方が、しかし活発で旺盛なので、優位だった。
2年に一度、本気の喧嘩をした。
一時ジーロ優勢に見えたとしても、結局はカバサが勝つ。
強いのだ。

強さのひとつの理由は、首の皮だ。
びよんびよんに伸びる、豊かな首の皮を持っている。
いくら咬まれてもへいちゃらなのだ。
びよびよの首の皮ほど、犬の喧嘩で上等な防具は無い。

全てにおいてカバサは優位である。
家の中の一番良い席はカバサの席である。
カバサがひと声うなれば、ジーロは即座に席を譲らねばならない。
ジーロは四六時中、カバサの動きに注意を払う。

仔犬の頃から、その活発さの差は歴然としていた。
生後2週の頃に見に行った時の写真では、
ジーロは小屋の一番奥にいる。

カバサはいつも走っていた。
7匹のきょうだいのうち、もう一匹がカバサとよく似ていた。
2匹は他のきょうだいが寝ている上を駆け回っていた。



そんなカバサが今、終わりを迎えようとしている。

水を飲むために上体を起こすのがやっとだ。
今日はそれも無理になるのかもしれない。
日に日に弱っていく。

夜中に自力で上体を起こし、水を少し飲んだ。
10分あまり後に、たくさんのおしっこをした。
尿は茶色と言っていいくらいに濃い。

3日前から散歩に出られなくなった。
その2日前から何も食べられなくなった。
やっと散歩に出ても、後足を引きずり、数10m行くと立ち止まって何分も休む。
いつもの倍の時間をかけてでも、いつも行く場所まで行きたがる。

便に、濃い赤茶色の部分がある。
腸に出血があるのだろうか。
食べたがらない。
もともとスマートなので、痩せると目立つ。

息が小刻みで強い。
家に集まったおさななじみ達が異変に気付いた。

餌を食べ残すことが時々ある。

見えた事をさかのぼってきてみたが、思えば、
最初におかしいと思ったのは、
体臭が変わったことだ。



もうすぐ11歳の誕生日だ。
若い。
まだ若い。

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 猫と糞と私 | トップ | 瓢箪召される »

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (Unknown)
2016-07-19 17:02:08
こんなひどい状態なのに何もしてあげてなさそうですが、せめて安楽死をさせてあげてはいかがでしょうか?あまりにも可哀想です。
返信する
unknown氏 (す~さん)
2016-07-25 00:34:53
自分の身内が苦しんでいたらやはり可哀想だから安楽死を望みますか?
返信する

コメントを投稿

犬と暮らす」カテゴリの最新記事