日曜日の午後、図書館で。
向いの席に腰掛けた男性、四十代か。
何か、資格試験のテキストを前に、スマホをいじっている。
そのうち、マンガを読み始めた。
ずっとマンガを読んでいる。
遂にマンガを読み終えて、席を立った。
次の巻を持って席に戻ってきた。
いつ勉強するんだろういつ勉強するんだろう
次の巻も読み終えた。
スマホに何か入力している。ラインでも来たか。
とうとうテキストを開き、
何かの用紙に書いた自分の解答に赤ペンで丸付けを始めた。
選択問題が20問ばかりか。
答え合わせが終わったら、テキストを閉じて片付けて
帰って行った。
えええ!それだけかい!
1時間以上いて、何かしたの、1分。しかも勉強はしていない。
既に資格取得へ向けての勉強が仕上がっているからそれだけなのか。
いや、開いたテキストはまだほんの序盤であった。
ううむ。あんた、その資格は取れる気がしないぞ。
っつうか、やる気あるんか?
※
夏休みだし。
図書館で勉強する人も多い。
学生諸君よ、ここであたしが勉強法についてひとこと伝授しよう。
答え合わせの丸付け、やめんしゃい。
赤インクの使いどころは、そこじゃない。
※
問題集を解いて、答え合わせをしている学生を見ることがよく有る。
赤ペンを取り出して、自分の書いた答えにシャカシャカと丸を付ける。
丸付けしているということは、
勉強下手だと思う。
勉強下手だということは、成績も思うほど伸びないのではないか。
成績が伸びないと勉強が楽しくないのではないか。
どうせなら上手に勉強したほうが良い。
効率良く勉強できれば、短い時間と少ない労力で効果が上がる。
※
正解できたところは、ほったらかしで良い。
ちゃんと理解しているのだから、もう一手を付けなくて良いのだ。
だから、赤丸なんか、付けないほうが良い。
正答の所に赤丸を付ける代わりに、問題にチェックを付けよう。
丸でもいいし、バツでもいい。
【済】の印だ。
そして、誤答してしまったところには印を付ける。
自分の誤答が見えなくなるような×の付け方はしないほうが良い。
解答や解説を見て、なぜ間違ったかを確かめる。
単なるミスなのか、理解できていないのか。
解答や解説を見てもなぜ間違ったか分からなかったら、
その部分を復習する。
そして、もう一度問題を解く。
もう一度問題を解く時に、さっき正答した箇所には【済】印を付けておいたのが
効いてくる。
【済】印の付いた問題は飛ばせば良いのだ。
※
ある学生を見ていると、
赤ペンで、正解には丸を付けて、
答えが間違っていた所は、横に正答を書き込んでいる。
その作業が終わったら、ノートを閉じていた。
これではあまり役に立たない。
ついでに言えば、問題の答を書くのにノートを使う必要も無い。
答えは保管しておく必要が無いからだ。
裏紙にでも書いて、答え合わせが終わったら捨てちまえば良い。
ノートは、授業で聞いたことをメモしたり、自分なりにまとめたものを書くのに使う。
※
赤丸は、先生からのご褒美なのだ。
解答用紙を返された学生が、丸が並んでいるのを見て気持ち良く思えるように、
丸を付けてくれているだけだ。
私の知っているある先生は、不正解の所だけバッサリと赤ペンで線を付けていた。
言ってみれば、自習法のようなやり方だが、
採点するのにもこちらの方が都合が良い。
〇だの×だの△だの、全部に印を付けると、
最後に不正解の箇所を見つけにくくなってしまう。
ただ、これだと解答用紙を返却された学生は、あんまり気分が良くないかもしれない。
というだけのこと。
※
・問題を解くときは裏紙か何かに書いて、済んだら捨てる。
・正解できた問題にはチェックをして、もうやらない。
・間違ったところは確認して、正解できるまでやる。
まあ、宿題をやった証拠として、ノートに書かなきゃならないんだろうな。
向いの席に腰掛けた男性、四十代か。
何か、資格試験のテキストを前に、スマホをいじっている。
そのうち、マンガを読み始めた。
ずっとマンガを読んでいる。
遂にマンガを読み終えて、席を立った。
次の巻を持って席に戻ってきた。
いつ勉強するんだろういつ勉強するんだろう
次の巻も読み終えた。
スマホに何か入力している。ラインでも来たか。
とうとうテキストを開き、
何かの用紙に書いた自分の解答に赤ペンで丸付けを始めた。
選択問題が20問ばかりか。
答え合わせが終わったら、テキストを閉じて片付けて
帰って行った。
えええ!それだけかい!
1時間以上いて、何かしたの、1分。しかも勉強はしていない。
既に資格取得へ向けての勉強が仕上がっているからそれだけなのか。
いや、開いたテキストはまだほんの序盤であった。
ううむ。あんた、その資格は取れる気がしないぞ。
っつうか、やる気あるんか?
※
夏休みだし。
図書館で勉強する人も多い。
学生諸君よ、ここであたしが勉強法についてひとこと伝授しよう。
答え合わせの丸付け、やめんしゃい。
赤インクの使いどころは、そこじゃない。
※
問題集を解いて、答え合わせをしている学生を見ることがよく有る。
赤ペンを取り出して、自分の書いた答えにシャカシャカと丸を付ける。
丸付けしているということは、
勉強下手だと思う。
勉強下手だということは、成績も思うほど伸びないのではないか。
成績が伸びないと勉強が楽しくないのではないか。
どうせなら上手に勉強したほうが良い。
効率良く勉強できれば、短い時間と少ない労力で効果が上がる。
※
正解できたところは、ほったらかしで良い。
ちゃんと理解しているのだから、もう一手を付けなくて良いのだ。
だから、赤丸なんか、付けないほうが良い。
正答の所に赤丸を付ける代わりに、問題にチェックを付けよう。
丸でもいいし、バツでもいい。
【済】の印だ。
そして、誤答してしまったところには印を付ける。
自分の誤答が見えなくなるような×の付け方はしないほうが良い。
解答や解説を見て、なぜ間違ったかを確かめる。
単なるミスなのか、理解できていないのか。
解答や解説を見てもなぜ間違ったか分からなかったら、
その部分を復習する。
そして、もう一度問題を解く。
もう一度問題を解く時に、さっき正答した箇所には【済】印を付けておいたのが
効いてくる。
【済】印の付いた問題は飛ばせば良いのだ。
※
ある学生を見ていると、
赤ペンで、正解には丸を付けて、
答えが間違っていた所は、横に正答を書き込んでいる。
その作業が終わったら、ノートを閉じていた。
これではあまり役に立たない。
ついでに言えば、問題の答を書くのにノートを使う必要も無い。
答えは保管しておく必要が無いからだ。
裏紙にでも書いて、答え合わせが終わったら捨てちまえば良い。
ノートは、授業で聞いたことをメモしたり、自分なりにまとめたものを書くのに使う。
※
赤丸は、先生からのご褒美なのだ。
解答用紙を返された学生が、丸が並んでいるのを見て気持ち良く思えるように、
丸を付けてくれているだけだ。
私の知っているある先生は、不正解の所だけバッサリと赤ペンで線を付けていた。
言ってみれば、自習法のようなやり方だが、
採点するのにもこちらの方が都合が良い。
〇だの×だの△だの、全部に印を付けると、
最後に不正解の箇所を見つけにくくなってしまう。
ただ、これだと解答用紙を返却された学生は、あんまり気分が良くないかもしれない。
というだけのこと。
※
・問題を解くときは裏紙か何かに書いて、済んだら捨てる。
・正解できた問題にはチェックをして、もうやらない。
・間違ったところは確認して、正解できるまでやる。
まあ、宿題をやった証拠として、ノートに書かなきゃならないんだろうな。
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