いまさら『海底２万マイル』 ディズニーの。

図書館でいまさら名画鑑賞シリーズ。

メイスンの何かワケアリげな物憂い眼差しが
役柄にピタンコン♪たまらん。
(それにつけても、手塚治虫が『鉄腕アトム』の中で描いたメイスンはソックリだ。)


あらいすじ　
この際、観てみようかな、という方はこの先読むなよ。

秘秘秘秘秘秘秘秘秘秘秘秘秘秘秘秘秘秘秘秘秘泌秘秘秘秘秘秘秘秘秘秘秘秘秘秘
19世紀後半、ヨーロッパから東南アジアへの航路の途中、
船が大海獣に襲われて沈没する事故が相次いだ。
調査すべく大洋に出た戦艦は、噂の海獣に遭遇し、沈没する。
同乗していた(生物学の？)教授と弟子と、戦艦のモリ使いは一命を取りとめ、
海洋のど真ん中に浮かんでいた潜水艇にたどり着く。
大海獣の正体はネモ船長が未知のエネルギーと技術を用いて作った
頑丈な潜水艇：ノーチラス号だったのだ。
ネモ船長は戦争を繰り返す野蛮な現代社会(19世紀のね)に憎しみを持ち、
兵器の元である火薬を積んだ船を次々に襲って沈めていたのだ。
モリ使いは救助を求めて、ネモ船長の基地の位置を示した手紙を
ガラス瓶に詰め、海に流す。
ノーチラス号が基地に着いた時、島にはまさに艦隊が到着し、
多くの兵が基地に近づきつつあった。
ネモ船長は、妻と子の命ともかえられる、と言うほどの価値をおく
その基地を破壊し、ノーチラス号と乗組員とともに海の底深く沈んで行く。
科学者として、教授はネモ船長の発見に強い興味を持っていた。
「人類の夢、宇宙の不滅の力」とネモ船長の発見を讃える。
が、ネモ船長は、今のように争いあう人間たちが、このような
潜水艇を持ったらどうなるか、と憂える。
字幕だが、
「不可能だ。私より大きい力があるのだ。
だが未来に希望はある。新しく、より善い生き方がこの世界に整った時、
いつの日にか実現する。神の思し召しで。」
秘秘秘秘秘秘秘秘秘秘秘泌秘秘秘秘秘秘秘秘秘秘秘秘秘秘秘秘秘秘秘秘秘秘秘秘




あーこりゃこりゃ。
これは、あれのことじゃないかね。
今、日本で問題になっとる、あれに関係あるんじゃないかね。

ジュール・ヴェルヌの原作は1870年。
この映画をディズニーが作ったのは、1954年。
第二次世界大戦からほど無いこの年、
米国は原子力潜水艦を実現させたのだ。

原潜就役の年にこの映画を公開した、ディズニーは骨がある。


どうもこのところ、キラクな映画を選ぼうとして失敗している。
タイムリーな失敗で、ちょっとビックリした。