玄関の前に桜の木が有る。
大島桜だろうか。
淡い色の花が咲く頃には、新芽も出ている。
太く育ったが、20年くらい前に大枝を切った傷から木が傷み、
そこに蟻やテッポウムシ(カミキリムシの幼虫)やらが付いて更に傷み、
幹はボロボロになっている。
けれど、反対側の大枝が生きていて、毎年よく咲く。
木を伐るなら冬が適期である。
冬来たりなば春遠からじ。
「今度の春の花を見たら伐ろう」と思う。
花が終わったら、「冬に伐ろう」と思う。
冬が来たら「今度の
この繰り返しで何年経つだろう。
※
道明寺桜餅を作りたいと思った。
せっかく大島桜が有るのだから。
虫が喰い始める前に葉を摘む。
熱湯をくぐらせる。
塩を振る。
酢かレモン汁をかける。
重石をして、置く。
できやがり。
熱湯をかけた途端に、
桜の葉の塩漬け独特のあの香りが立つ。
調べると、これはクマリンという成分だという。
※
もち米を炊いて(本当は蒸すのだが、炊いたような記憶が有る)、
それを大きな笊に広げて、干す。
パラパラになったものを砕く。のだが、
人力ではどうにも砕けない。
ミルサーだかなんだかを持っている、
我が二人組バンドi.n.u.の相棒やまちゃんに頼んだ。
すると、けっこう細かく挽いてくれちゃった。
道明寺粉は、米粒を砕くくらいのサイズがよろしい。
それがあのつぶつぶの食感になる。
※
細かく挽き過ぎちゃって、道明寺的食感は得られないが、
戻すのは楽だな。
熱湯を加えて、こねる。
しかしやはりそれでは芯が残る。
ちょいと蒸す。
これをただ桜の葉でくるんで食す。
あんこ要らない。
うまい。
※
とは言え何かもうひと味足したい。
甘みは餅米に任せるとして、何にしよう?
冷蔵庫に有ったクリームチーズをくるむ。
うむ。乙ですわ。
なんたって、買えないもんな。
と思って調べたら、そういう商品も無くはないようだ。
ま、そうだな、思い付くよな。
大島桜だろうか。
淡い色の花が咲く頃には、新芽も出ている。
太く育ったが、20年くらい前に大枝を切った傷から木が傷み、
そこに蟻やテッポウムシ(カミキリムシの幼虫)やらが付いて更に傷み、
幹はボロボロになっている。
けれど、反対側の大枝が生きていて、毎年よく咲く。
木を伐るなら冬が適期である。
冬来たりなば春遠からじ。
「今度の春の花を見たら伐ろう」と思う。
花が終わったら、「冬に伐ろう」と思う。
冬が来たら「今度の
この繰り返しで何年経つだろう。
※
道明寺桜餅を作りたいと思った。
せっかく大島桜が有るのだから。
虫が喰い始める前に葉を摘む。
熱湯をくぐらせる。
塩を振る。
酢かレモン汁をかける。
重石をして、置く。
できやがり。
熱湯をかけた途端に、
桜の葉の塩漬け独特のあの香りが立つ。
調べると、これはクマリンという成分だという。
※
もち米を炊いて(本当は蒸すのだが、炊いたような記憶が有る)、
それを大きな笊に広げて、干す。
パラパラになったものを砕く。のだが、
人力ではどうにも砕けない。
ミルサーだかなんだかを持っている、
我が二人組バンドi.n.u.の相棒やまちゃんに頼んだ。
すると、けっこう細かく挽いてくれちゃった。
道明寺粉は、米粒を砕くくらいのサイズがよろしい。
それがあのつぶつぶの食感になる。
※
細かく挽き過ぎちゃって、道明寺的食感は得られないが、
戻すのは楽だな。
熱湯を加えて、こねる。
しかしやはりそれでは芯が残る。
ちょいと蒸す。
これをただ桜の葉でくるんで食す。
あんこ要らない。
うまい。
※
とは言え何かもうひと味足したい。
甘みは餅米に任せるとして、何にしよう?
冷蔵庫に有ったクリームチーズをくるむ。
うむ。乙ですわ。
なんたって、買えないもんな。
と思って調べたら、そういう商品も無くはないようだ。
ま、そうだな、思い付くよな。
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