犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

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狸の"皮膚病"

2012年06月27日 | イキモノタチ
2月20日に、調布の私の家の庭で狸が死んだ話を書いた。
その死因について後日調べたのだが、その話をこのブログにアップしていなかった。
22日と23日に書いたものを、アップする。
同様の例は各地に有るかもしれない。
事態がもっと深刻になる前に、一人でも多くの人に
この事の意味を知っていただければという思いだ。


※※22日※※

以前、図書館で読んだゲッチョ先生こと盛口満さんの著書に
書いてあったことを思い出した。


当時ゲッチョ先生は飯能の学校に勤務し、
骨格標本を作ったり、生態調査をするために、
狸の目撃情報を集めていた。

先生のところには続々狸の屍骸情報が集まった。
その中に、皮膚病のものが多かった、と書いてあったのだ。

あの本を探しに図書館へ行かねば。


と、思ううちに、ご近所幼馴染みの"モスラ"からメールが来た。
モスラは狸の死の夕方にも見に来てくれたのだが…
曰く
"狸ウイルス"
野田市在住の知り合いの近所の公園で暮らしていた狸達、
ウイルスで丸裸→やせ細り→いつの間にか姿が見えなくなり。
その後、近くの犬猫も感染したとかで、
騒いでた事があったそうな。
と。

マズいな。
ウチの2匹に感染しなきゃ良いが。

しかし、ウイルスではないだろ。


調べると、ネット上には多数の、ウチに来た狸とよく似た状態の
狸の写真や動画が有った。

どうも、疥癬らしい。

疥癬はウイルスではない。ヒゼンダニだ。

ヒゼンダニと言えば、ある一定以上の年代の方々には
見覚えの有る方もあるかもしれない。
ウチの母(79歳♪)のすぐ上の身体の弱かった姉もやられたそうだ。


ダニは皮膚の角質に卵を産み、繁殖するそうな。ウヒー。

ただ、狸の疥癬は人に感染したとしても、繁殖することは
できないらしい。
だから、痒くはなるけれども、掻き壊さなければ大事には至らない、と。


問題は犬で。(猫もだが)
ばっちり感染するということ。

うーむ。

ただ、ヒゼンダニは宿主(今回の場合の狸)の体から離れると、
長くは生きられないそうだ。

その、「長くは」ってのがどのくらいの時間なのか。

ここいらに狸がお棲まいで、ここいらを犬が散歩するなら、
狸が通ったばかりの所にクビを突っ込んでクンクン嗅いでおれば
感染の惧れは有る。

ま、今までかかってないしー、丈夫で抵抗力あるしー。

フロントラインも有効とのこと。
予防的に投与しといた方が良いかもな。


潜伏期間ってえんだろうか。
感染からカイカイになるまで約一ヶ月らしい。
三月半ば過ぎて、私の日記が「痒い」とか言い始めたら
ヒゼンだな、と思っていただければよろしい。


米※米


さーて、図書館へ行って「平成狸合戦ぽんぽこ」観て
泣こう・・・っと

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