犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

ゲゲゲの調布発信
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OAコーナー終える 95篇

2019年07月08日 | 日々
[あらすじ] A3コピー機ファックス複合機を処分することになったよ。めでたし

我が家にパソコンをもたらしたのは、母だった。
母は、それ以前にワープロを導入していた。
苦心して、ブラインドタッチを練習したものだ。

富士通のOASYSシリーズを使っていた。
富士通独自の日本語入力システムである、親指シフトキーボードだった。
日本語入力ということでは優秀なアイディアだったが、
日本語入力に限って効能が有るのだから、汎用性という意味で劣って、
消えていってしまった。
私も「うしてけ・はときいん」と練習したものだ。
日本語でよく使う音が、基本位置に並んでいるのだ。



その流れで、富士通のデスクトップパソコンをある日、母は買ったのだ。
理由はこうだ。

「駅前の西友で安売りしてたから。」

キャベツかボックスティッシュかのように言うね。
ちょうど、西武が優勝して、記念セールをやっていたらしい。

ウインドウズ95ですよ。
調べてみると、1997年に西武は優勝しているから、その時だろう。

しかし、母は当分パソコンをいじれなかった。
しばらくは私がマインスイーパーで遊ぶばかりだった。

それでもいつか、母はパソコンを使うようになった。
メールもした。
多少はインターネットも使ったが、あまりよく理解できなかったので、
しばしば私に「〇〇についてパソコンで調べて」と依頼してきた。
その度に、パソコンで調べるわけじゃなくてインターネットで調べるのであり、
また、インターネットにわざわざそのことについて書いている人がいなければ分からないのだ、
と説明した。
当時は今ほど情報にあふれていなかったので、ウェブ上を探したって見つからない事柄も有った。



もっと横から写真を撮れば良かったな。
ブラウン管なんて、いまどき無い。

かすかに「ぷつん」と言ってモニターが点く。
ムカシのテレビを思い出す。

このwin95のデスクトップ型パソコンが、
今でもちゃんと起動する。
ムカシの物はなんでも丈夫だが、これもか。

とっくに引退している。
古い古いソフトしか使えないし、
データ量は何桁違いに小さい。
なんせこの頃は3.5インチフロッピーディスクがメインのROMだったし、
ポーとはUSBなんか無い。



でも、面白くて、棄てられない。
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