犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

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レスパイト8泊 同姓篇

2019年04月05日 | 介護ウチのバヤイ
[あらすじ] 同居母86歳パーキンソン病要介護2認知症状少々、
8泊9日のショートステイ先に、同じ苗字の人がいた。

間違ってその人の「健康チェック表」を持たされて帰宅してしまった。
表には、毎日の体温、血圧、脈拍、入浴状況、
食事の主食と副食をそれぞれ何割食べたか、という記録が書いてある。

相手の方も困るかもしれないし、こちらの表も確認したい。
表を見つけたその日の朝のうちに、私は施設に行った。

相談員さんに事情を話して表を渡すと、
しばらくして、母の表を持って来てくれた。

叔母かもしれません。と、私が言うと、
「ええ、志ほさんも、ご親戚だとおっしゃってました。」と言う。
おや?母の話では、相手の方は分かっていない様子だし、
同じ話ばかり繰り返している、ということだったが。

施設の側からはプライバシーに関することは言えないだろうと思い、
従兄の住まいである町名を言うと、
「そうです。」と言う。
まず、叔母に間違い無い。
会って行ってもいいですか?



ナンバーロックの自動ドアを通り、エレベーターに乗り、3階のフロアに行くと、
「あちらにいらっしゃいます。」
いづこも同じような4人掛けのテーブルに、一人でちょこんと何もせず居る。
お顔は間違いなく叔母であった。なあんだ。

私が名乗って挨拶すると、しっかりとした笑顔で応じてくれる。
ただ、話はやっぱりちょっと辻褄の合わないところが有り、
数分の間に同じ話を3回は聞いた。



しっかり会話もできたし、私のことも分かってくれたと思ったが、
後々考えてみると、本当に私のことが分かっていたか、ちょっと不明な気もしてきた。

なんにせよ、顔を見ても、志ほさんだと分かっていなかった母も、
ずいぶんぼんやりしていることには違いない。

夫の兄の妻が同じ施設にステイに来たこと、その子にも会ったこと、
これを叔母は息子たちに話すことが有るだろうか。

ひとまずは、これにて一件落着。

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