[あらすじ] 二十歳頃、ほとんど家から出かけられず、
トランプのソリテア(当時はWindows以前なので、トランプは実物)
ばかりをし続けていた。
何もできず、本も読めず、絵も描けず、ただ過ごしていた。
その中、出身校のオーケストラにだけは週に一度近く通い続けていた。
演奏会にも参加した。
団体音楽の良い点だ。
こちらがどんなにひきこもっていても、活動は続く。
参加する場がある。
そこへも行けなくなっていたらまた違っていただろうが、
ものすごく近所だということもあり、私は外界との繋がりを
持ち続けることができていた。
二十歳頃で実家に住みながらのことだから、
当然、親はずいぶん心配しただろう。
しかし、「学校へ行かなくていいのか」とか「バイトしろ」とか
「ご飯をしっかり食べなさい」とか「調子はどう?」とか
一切、口を出さずにいてくれた。
これはありがたかった。
ちょっと声をかけて梃子入れしてやるべきなんじゃないかとか、
話を聞いてやるべきなんじゃないかとか、
自分の責任なんじゃないかとか、
親なら考えるだろう。
しかしできることは多分ひとつ、
そのまま見守ることだ。
トランプのソリテア(当時はWindows以前なので、トランプは実物)
ばかりをし続けていた。
何もできず、本も読めず、絵も描けず、ただ過ごしていた。
その中、出身校のオーケストラにだけは週に一度近く通い続けていた。
演奏会にも参加した。
団体音楽の良い点だ。
こちらがどんなにひきこもっていても、活動は続く。
参加する場がある。
そこへも行けなくなっていたらまた違っていただろうが、
ものすごく近所だということもあり、私は外界との繋がりを
持ち続けることができていた。
二十歳頃で実家に住みながらのことだから、
当然、親はずいぶん心配しただろう。
しかし、「学校へ行かなくていいのか」とか「バイトしろ」とか
「ご飯をしっかり食べなさい」とか「調子はどう?」とか
一切、口を出さずにいてくれた。
これはありがたかった。
ちょっと声をかけて梃子入れしてやるべきなんじゃないかとか、
話を聞いてやるべきなんじゃないかとか、
自分の責任なんじゃないかとか、
親なら考えるだろう。
しかしできることは多分ひとつ、
そのまま見守ることだ。
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