知っておくべきことが有る。
年を取っても、記憶力は衰えない。
ということだ。
※
知っていることと違う。
一般に信じられていることと違う。
実感と違う。
と思うかもしれない。
私も、驚いた。
けれど、どうやら、年を取っても記憶力は衰えない、というのは本当らしい。
※
こういう実験が有るそうだ。
テキトーに集めた人たちに、テストを受けてもらう。
24個の単語のリストを見せて、
その後、別のリストの中から、さっきのリストに有った単語を全て見付けてもらう。
ただし、テキトーに半分に分けて、一方の人たちには
「心理学のテストをします。」と言ってテストを行い、
もう一方の半分の人たちには
「記憶力のテストをします。」という説明で同じテストを行うのだ。
結果。
「心理学のテストをします。」と言ったグループのほうは、
18~22歳の人たちと、60~74歳の人たちの結果は、ほぼ同じであった。
しかし、「記憶力のテストをします。」と言ったほうは、
60~74歳の人たちの正答数は18~22歳の人たちの半分ほどだったというのだ。
※
ゲゲッ。
そのテストが、「記憶力のテストだ」と思うだけで、
「あーもうトシだし憶えられるわけないわ」と思ってしまうのだ。
ももももったいない!!!
実際は、二十歳前後の輩と同じくらい記憶する力を持っているというのに。
「年を取ると物忘れがひどくなる」と思い込んでいるせいで、
テストの結果が悪くなるのだ。
私たちは、年のせいで記憶力が衰えるのではなく、
年のせいで記憶力が衰えると信じているだけなのだ。
※
池谷裕二著『自分では気づかない、ココロの盲点 完全版 本当の自分を知る練習問題80』
という本で紹介されていた。
一つの項目についての記述が短く簡潔で非常に読みやすく、
内容はいちいち思いがけないものなので、
私はこの本が好きだ。
ちょっとの待ち時間などにちびちびと読み進めていた。
自分の性格のせいだと思っていた様々な心の反応が、
実はそれは人間の脳の傾向として普遍的なものなのだ、
という事をいくつも知った。
なーんだ。
私がヤなヤツなんじゃなくて、脳のせいだったんだ。
救われたエピソードはそのうちご紹介しよう。
※
さて、「年を取ると衰える」ということに関して、
更にいくつかの事実が書いてある。
―
(略)「忘れっぽい」「しわ」「孤独」など老齢をイメージさせる単語を
見ると、若い人でも歩く速度が老人のように遅くなることが知られています。
なんと。それでは、
なるべくそういった言葉に接しないことも、
自分の元気な生活にとっては大事なことと言えそうだ。
しかし、なかなか抵抗は難しそうだ。と言うのも、更に続く。
―
本人の意識にのぼらないように、さりげなく単語を見せても効果が現れます。
うーむ。
人は「意識」の部分を「自分」だと思いがちだが、
意識の下のほうが基盤となって、意識の世界を操っていることは多そうだ。
※
私は、鬱病のことなどをマスメディアでやたらと取り上げるのも、
鬱病を増やすことになっている、と考えている。
似たような脳の働きが関わっていそうだ。
※
ひとまず、今日、一番言いたいこと、伝えたいことは、
年を取っても記憶力は衰えない、ということだ。
知って欲しい。
知っておくと、いいと思う。
別に、年を取っても忘れっぽくなんかならないのだ。
なーんだ。
年を取っても、記憶力は衰えない。
ということだ。
※
知っていることと違う。
一般に信じられていることと違う。
実感と違う。
と思うかもしれない。
私も、驚いた。
けれど、どうやら、年を取っても記憶力は衰えない、というのは本当らしい。
※
こういう実験が有るそうだ。
テキトーに集めた人たちに、テストを受けてもらう。
24個の単語のリストを見せて、
その後、別のリストの中から、さっきのリストに有った単語を全て見付けてもらう。
ただし、テキトーに半分に分けて、一方の人たちには
「心理学のテストをします。」と言ってテストを行い、
もう一方の半分の人たちには
「記憶力のテストをします。」という説明で同じテストを行うのだ。
結果。
「心理学のテストをします。」と言ったグループのほうは、
18~22歳の人たちと、60~74歳の人たちの結果は、ほぼ同じであった。
しかし、「記憶力のテストをします。」と言ったほうは、
60~74歳の人たちの正答数は18~22歳の人たちの半分ほどだったというのだ。
※
ゲゲッ。
そのテストが、「記憶力のテストだ」と思うだけで、
「あーもうトシだし憶えられるわけないわ」と思ってしまうのだ。
ももももったいない!!!
実際は、二十歳前後の輩と同じくらい記憶する力を持っているというのに。
「年を取ると物忘れがひどくなる」と思い込んでいるせいで、
テストの結果が悪くなるのだ。
私たちは、年のせいで記憶力が衰えるのではなく、
年のせいで記憶力が衰えると信じているだけなのだ。
※
池谷裕二著『自分では気づかない、ココロの盲点 完全版 本当の自分を知る練習問題80』
という本で紹介されていた。
一つの項目についての記述が短く簡潔で非常に読みやすく、
内容はいちいち思いがけないものなので、
私はこの本が好きだ。
ちょっとの待ち時間などにちびちびと読み進めていた。
自分の性格のせいだと思っていた様々な心の反応が、
実はそれは人間の脳の傾向として普遍的なものなのだ、
という事をいくつも知った。
なーんだ。
私がヤなヤツなんじゃなくて、脳のせいだったんだ。
救われたエピソードはそのうちご紹介しよう。
※
さて、「年を取ると衰える」ということに関して、
更にいくつかの事実が書いてある。
―
(略)「忘れっぽい」「しわ」「孤独」など老齢をイメージさせる単語を
見ると、若い人でも歩く速度が老人のように遅くなることが知られています。
なんと。それでは、
なるべくそういった言葉に接しないことも、
自分の元気な生活にとっては大事なことと言えそうだ。
しかし、なかなか抵抗は難しそうだ。と言うのも、更に続く。
―
本人の意識にのぼらないように、さりげなく単語を見せても効果が現れます。
うーむ。
人は「意識」の部分を「自分」だと思いがちだが、
意識の下のほうが基盤となって、意識の世界を操っていることは多そうだ。
※
私は、鬱病のことなどをマスメディアでやたらと取り上げるのも、
鬱病を増やすことになっている、と考えている。
似たような脳の働きが関わっていそうだ。
※
ひとまず、今日、一番言いたいこと、伝えたいことは、
年を取っても記憶力は衰えない、ということだ。
知って欲しい。
知っておくと、いいと思う。
別に、年を取っても忘れっぽくなんかならないのだ。
なーんだ。
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