犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

ゲゲゲの調布発信
犬のこと、人の心身のこと、音楽や自作のいろいろなものについて

楽器という道具

2015年07月10日 | なりもの
さて、道具があれば使う、
道具を持っていればそれを使った思いつきも湧く、
持っていない時に「持っていないからやらないできない」と言っていたものは
言い訳に思えてくる、
道具を持つことで技芸の幅が広がる。

ということが分かってきた。
ここ3年くらいは、一人でライブできるようになるためにひっそり練習をしてきたが、
その目標を果たす前にうっかり多重録音を始めてしまった。
ちょっと順番を間違ったかもしれない。

多重録音ができるとなったら、今まで、多重録音じゃなきゃできない、と思って
やらずにいたいろいろのことが押し寄せてくる。
まあ、いいか。
とりあえず、低音を出せる準備をしよう。

もう10年くらい前に、ハナムラ楽器でチェロのような感じの楽器を作ってもらった。
その日、こんな感じの楽器があるといいと思うんだよね、とアイディアを持って行ったら、
ハナさんも「オレもそういうの考えてたんだよ」とノリノリで作ってくれた一本だ。
その楽器をずっとお店に置いたままにしていたが、そろそろ使うか。

そう思って、明大前に寄った。
するとハナさんは、午後には珍しく、楽器の部品を加工しているところだった。
小さな板にボール盤で穴6個を2列並べてあけている。
すぐ横の床に寝っ転がっているレス・ポールタイプのギターの部品だろう。
注文かな?趣味かな?

ハナさんは私を見るとすぐに作業を中断して、
「今度スヤマちゃんにこういうの弾いてほしいんだよ」と
妙な形のギター(お店には妙な形のギターはいろいろある)を下してきて、
わきの小引き出しから金属の棒を取り出して左手に持ち、弾き始めた。

スチールギターか。
芸を広げようと、チェロ弦の楽器を買う宣言をしに来たつもりが、
意外な方向へまた広がった。

どこへ向かっておるのやら~

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