犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

ゲゲゲの調布発信
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日本一の

2012年11月08日 | 日々
富士山の西側には、斜面を大きくえぐる、大沢崩れが在る。

田貫湖からの眺めが写真。
日中に撮ったので、中央にぱっくりと崩れているのが分かる。

ここからどんどん崩れて、富士山の西側は無くなっちゃう。
東京にいて「お~、富士山」なんつって眺めていると
気付かないけれど、西側に回ったらなんも無くって
日本一の大道具みたいになっちゃってる、
なんてなことを想像する一人旅。



年間約14万~16万立方メートルの土砂が崩れ続けている
と言われてもどのくらいか見当もつかない。

一日275トン、つまり10トン積みのダンプ28台分、
というのはちょっと分かる。
でも毎日ダンプで運び出しているわけじゃないでしょ。

とは言え、自分の家の近所の坂に、一日にダンプが28台来て
土を持って行ったら相当地形が変わる。
それが毎日。毎月。季節を問わず。毎年。



どうもかなり昔っからここは崩れているらしい。
崩れてできた溝に、次の噴火で溶岩が流れ、埋まったけれど
またすぐ横から崩れ。
そして今も崩れている。
けれど、今は火口の大沢側は高くなっているので、
噴火が有っても溶岩は流れ込まない、なんて書いてあったりするけれど。
デカい噴火だったら火口なんて壊れるでしょう?

富士山の中はどんなんなってるんだろう?
大沢側から新しい噴火をする可能性は無いのかな?
宝永火口みたいに。



何十年もかけて、砂防堤を作ったり、コンクリートポッドで押さえたり
工事をしているらしい。
けれど、こんなでっかい土砂の山が崩れるの、人の力でどうこう
できるものとも思えないなぁ。
自然としては落ち着く方に向かっているのだから。

なんにせよ、
すらりと立っているのは若いから。
崩れて行っているのは若いから。
富士は山としてまだお若い。

めでたく転生できるなら、また富士山の見えるところがいいなぁ。
今の様子を忘れないようにしとかんと。メモメモ・・・

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