[あらすじ] 借りている月極駐車場の隣が深大寺養蜂園だよ。
とにかく朗らかな養蜂家と知り合ったよ。
さて、蜜蜂について分かったことのおさらい。
・効率良く蜜を取るために、同じ木にみんな行く。
・蜜の取れる花とその時期は限られている。
・取れた蜜の色、味、香りで何の花の蜜か分かる。
・蜂の足に花粉が付いているので、それでも分かる。
今はベニバナトチノキだという。
トチノキからは蜜は取れないのだろうか。(次の機会に質問する。)
ーどのくらい遠くまで行くもんなんですか?
深大寺養蜂園で飼っているセイヨウミツバチは3~4㎞、
お仲間が飼っているニホンミツバチだと2㎞程度だという。
神代植物公園はここから1㎞ほどだ。
直線距離で4㎞と言えば、北上すれば井の頭公園、
西へ向かえば野川公園、
南を目指せば多摩川まで行ける。
まあ、効率良いほうがいいのだから、わざわざ遠くまでは行かないだろう。
※
取ってきた花の蜜は最初、糖度20%くらいだそうだ。
それを、蜂の羽ばたきや、口移しにしていくことで、糖度80%まで濃縮してゆく。
それに一週間くらいかかるそうだ。
安く売っているはちみつは、加熱することで糖度を上げていたりするそうだ。
しかし、それでは熱に弱い栄養素は失われてしまう。
※
日本の商社が外国へ行って、もっと安く、と要求し、
その国では、蜂に砂糖水を与えるというような作り方をするようになってしまった、
といった歴史も有るそうだ。
※
「触ってみますか。」
触ってみるでしょ、と聞こえる。
さっき、夕方になると気が立ってくる、って言っていた割には、
巣箱の入り口に群がっている蜜蜂に手を入れて、ごっそり掬い取っている。
そして、差し出した私の手にこそぐように分けてくれた。
「ふわふわでしょ、
体温を感じるでしょ、
仔犬みたいでしょ。」
えーと。
私は14年前に仔犬を7匹お世話しましたが、
もっとふわふわでもっと体温が高くって・・・
ーはい。
手の上で、蜂たちはずっと動き続けている。
むずむずする、と言うよりは、確かに、ふわふわに近いと言える。
それだけ、軽い。
飛び立ったりしない。
どうすんのこれ。
「巣箱の前で、振るい落としてください。一気に。」
手首のスナップを利かせた。
2匹残った。
※
「穏やかに接していると、蜂たちも穏やかになります。」
と、朗らかな養蜂家が言う。
巣箱に係る作業をしていると、
どうしても蜂を潰してしまうことが有ると言う。
木箱を重ね合わせるところだろう。
「他の養蜂園なんかで、あんまり慎重に作業しないでたくさん潰しちゃってる所なんかは、
蜂が穏やかじゃないんです。
蜜蜂は、死ぬとイヤなにおいを出すんです。
巣箱でたくさん死ぬって、地獄だと思うんですよね。」
たしかに。
自分の家に毎日死臭が漂っていたら、たまったものじゃない。
調べてみると、警報フェロモンというもののようだ。
酢酸イソアミルが主成分。(次の機会に調べる。)
※
働き蜂の寿命は約1ヶ月だという。
ならば、産卵もそのくらいのペースなのだろうか。
王女は何匹産むのだろうか。
人間がはちみつを奪ってしまって、蜜蜂は困らないのか。
などなど、次の質問が押し寄せてくる。
※
作業中は蜜蜂の世話に神経を集中させているそうだ。
また、夕方に声をかけてもらえたら話をしよう。
「ベランダで養蜂できます」なんていう記事も見かけるけれど、
相手は生き物なのだから、簡単に「やってみたい」なんて言えないものだ、
と感じた。
蜜蜂に興味を持ったら、蜜蜂の会に入ったりすると良さそうだ、
と、朗らかな養蜂家とお仲間を見ていて思った。
とにかく朗らかな養蜂家と知り合ったよ。
さて、蜜蜂について分かったことのおさらい。
・効率良く蜜を取るために、同じ木にみんな行く。
・蜜の取れる花とその時期は限られている。
・取れた蜜の色、味、香りで何の花の蜜か分かる。
・蜂の足に花粉が付いているので、それでも分かる。
今はベニバナトチノキだという。
トチノキからは蜜は取れないのだろうか。(次の機会に質問する。)
ーどのくらい遠くまで行くもんなんですか?
深大寺養蜂園で飼っているセイヨウミツバチは3~4㎞、
お仲間が飼っているニホンミツバチだと2㎞程度だという。
神代植物公園はここから1㎞ほどだ。
直線距離で4㎞と言えば、北上すれば井の頭公園、
西へ向かえば野川公園、
南を目指せば多摩川まで行ける。
まあ、効率良いほうがいいのだから、わざわざ遠くまでは行かないだろう。
※
取ってきた花の蜜は最初、糖度20%くらいだそうだ。
それを、蜂の羽ばたきや、口移しにしていくことで、糖度80%まで濃縮してゆく。
それに一週間くらいかかるそうだ。
安く売っているはちみつは、加熱することで糖度を上げていたりするそうだ。
しかし、それでは熱に弱い栄養素は失われてしまう。
※
日本の商社が外国へ行って、もっと安く、と要求し、
その国では、蜂に砂糖水を与えるというような作り方をするようになってしまった、
といった歴史も有るそうだ。
※
「触ってみますか。」
触ってみるでしょ、と聞こえる。
さっき、夕方になると気が立ってくる、って言っていた割には、
巣箱の入り口に群がっている蜜蜂に手を入れて、ごっそり掬い取っている。
そして、差し出した私の手にこそぐように分けてくれた。
「ふわふわでしょ、
体温を感じるでしょ、
仔犬みたいでしょ。」
えーと。
私は14年前に仔犬を7匹お世話しましたが、
もっとふわふわでもっと体温が高くって・・・
ーはい。
手の上で、蜂たちはずっと動き続けている。
むずむずする、と言うよりは、確かに、ふわふわに近いと言える。
それだけ、軽い。
飛び立ったりしない。
どうすんのこれ。
「巣箱の前で、振るい落としてください。一気に。」
手首のスナップを利かせた。
2匹残った。
※
「穏やかに接していると、蜂たちも穏やかになります。」
と、朗らかな養蜂家が言う。
巣箱に係る作業をしていると、
どうしても蜂を潰してしまうことが有ると言う。
木箱を重ね合わせるところだろう。
「他の養蜂園なんかで、あんまり慎重に作業しないでたくさん潰しちゃってる所なんかは、
蜂が穏やかじゃないんです。
蜜蜂は、死ぬとイヤなにおいを出すんです。
巣箱でたくさん死ぬって、地獄だと思うんですよね。」
たしかに。
自分の家に毎日死臭が漂っていたら、たまったものじゃない。
調べてみると、警報フェロモンというもののようだ。
酢酸イソアミルが主成分。(次の機会に調べる。)
※
働き蜂の寿命は約1ヶ月だという。
ならば、産卵もそのくらいのペースなのだろうか。
王女は何匹産むのだろうか。
人間がはちみつを奪ってしまって、蜜蜂は困らないのか。
などなど、次の質問が押し寄せてくる。
※
作業中は蜜蜂の世話に神経を集中させているそうだ。
また、夕方に声をかけてもらえたら話をしよう。
「ベランダで養蜂できます」なんていう記事も見かけるけれど、
相手は生き物なのだから、簡単に「やってみたい」なんて言えないものだ、
と感じた。
蜜蜂に興味を持ったら、蜜蜂の会に入ったりすると良さそうだ、
と、朗らかな養蜂家とお仲間を見ていて思った。
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