犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

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国際ノンバイナリーデーの翌日

2022年07月15日 | LGB&T

昨日、7月14日はInternational Non-Binary People’s Dayだった。

https://blog.goo.ne.jp/su-san43/e/8a128cf6c981b8c449f74d577b8e1add

バイナリーとは男女二元論という意味だ。

ノンバイナリーデーだから、男女どっちでもない人の日。

 

性自認には、男女どっちかという二元的なもの以外にも、

いろんな立場が有るということを周知しよう、

という日なのだという。

 

日本語版のwikipediaにはまだ掲載が無いので、英語版を見ている。

2012年に始まったという。

当事者である私も、そんな日が有ることを一昨日知ったのさ。

日本では周知はまだまだと言うことか、

私がボケッと閉じこもっているからか。

 

International men’s day と International women’s dayのちょうど真ん中の日が

選ばれた、と説明が有る。

ほほう。それは一体いつなんだいと思って調べてみると、

Men’s dayは11月19日、Women’s dayは3月8日なんだそうな。

なるほど、ちょうど真ん中は7月14日だ。

 

っていうか、 男性の日と女性の日はずいぶん離れているのね!

もうちっと寄り添ってみたらどうだい。

 

 

私は、東京レインボープライドなどに参加する際は、プラカードを持つ。

ただのお祭りじゃなくて、ものごとの捉え方を一部分でも変える機会になる日

であり続けて欲しいと思っているからだ。

 

あり続けて欲しいなんて書いたけれど、もちろん、

そんな必要すら無くなるのが理想ではある。

現行の制度で暮らしにくいと感じている人がいる限り、

主張することをやめて商業やお楽しみだけのパレードになるのは早い、

と考えている。

 

プラカードにはこんなふうに書いている。

「Say Good-bye to Gender Binarism」

性別によって社会的役割を決めつけるのはもうやめようよ。ってな意味である。

Good-byeとGender Binarismの頭文字がGBでおんなじ、

というところが気に入っている。

 

もう一枚は、「バイナラ 性別二元論」。

欽ちゃんファミリーの斉藤清六さんが出番の終わりに

「バイナラ」と手を振って去っていった、アレだ。

40年くらい前に流行ったんだてば。

これと、二元論を意味する「バイナリー」とを掛けている。

 

 

えー。ここで、実はと言いますか、

本日はアタクシのお誕生日でございまして。

国際男女どっちつかずデーから一日だけ男デー寄り、というわけだ。

だから何

 

 

昨日、「Xジェンダー」という言葉について触れた。

日本発の、曖昧なジェンダーの呼び名だ。

 

「Xジェンダー」という言葉は、男女二元論の上に成立していると思う。

「どっちかわかんない」と言う一歩手前には、

「どっちかである」という前提が在る。

 

今の日本は、男女二元主義に基づいている。

たとえば、憲法第二十四条に「婚姻は、両性の合意のみに基いて成立」するとあるように。

ノンバイナリーな社会であれば、「両性」ではなく

「両者の合意によって」といった表現になったところだろう。

(私はここで憲法を改正せよと言っているわけではない。)

 

私は女性の身体で生まれながら、身体に違和感が強く、

ジェンダーとしても女性と扱われることに不快感が大きく、

今、この社会の中で生きづらさを感じている。

ノンバイナリー的な自分はノンバイナリー社会ならもっと生きやすいだろうと思う。

 

ただ、男女二元主義社会の中で育ち、自らの中にも男女二元論が巣食っていて、

そのためにもがいているということを含め、

いましばらくは「Xジェンダー」自認である、と言い続けようかな。

 

 

国際ノンバイナリーデー翌日の自分のお誕生日に、 そんなことを考える。


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