こんにちは

何度か書いてきたことだけれど、
子どもの時分から、
現代の、日本の、東京に、自分として生まれてきたことの
意味を考えてきた。

甘っちょろい。
そんなことを子どもの頃に考えられるのは、豊かな環境にいる証拠だ。
だけれども、そこを含めて、考えた。
そんな自分だって、すべてにおいて豊かでのうのうとできるわけでもなかった。

しかし、考えてみると、個人的な課題は大きいものの、
やはり第一は、
唯一の被爆国の、復興した豊かな時代に、その国の一員として生きること
だった。

毎日の生活や、自分の生き様においては、結局のところはもっと個人的な課題が
上位にくるのだけれど、社会的にはそこが大事だと思った。

そもそも性格的な問題として、社会性に乏しく、政治や経済を信じておらず、
社会問題を考えるだけの素地が無い。無いけれど、そう思っている。

その上で、
日本という国家が、
核を保有すること、他国へ核やその技術を輸出すること、
武器を他国へ輸出すること、他国に対して武力を行使すること、
ある国がまた別の国に対して核兵器を使用することを容認すること、
などなどには反対する。


私は日本が好きだ。
これは単純な気持ちであって、つまり３歳児が「おかあさんだいすき」と言うのと
同じことだ。
私は日本で生まれ育って、他の国を知らない。他の国で暮らした経験が無い。
だから、どこかの国と比較した上でやっぱり日本が好き、と言っているわけでもない。
かわいらしいもんである。

同様に、私が日本が嫌いだ、と言っても、それは意味をなさないと思う。
それでも、日本が、日本という国家が嫌いになりそうな時がしばしばある。
残念ながら、この頃それが多い。
毒舌芸人みたいに、日本にあだ名を付けてやれ。
「小判鮫」

ちょっとスッキリ。
そして、ごめんね。
でも、国家に任せておくと、私の好きな日本の風土や気風が
めちゃめちゃになっちゃいそうだ。

原爆ドームは世界遺産だ。
でもこんなものを二度と作っちゃならない。
それにこれは、反省のために保存してあるのであって、
脅しのために有るんじゃないんだよ。