[あらすじ] 書の独習をはじめた。
小楷をきちんと書けるようになりたい。
毛筆を始めてみて3週間。
小筆にも慣れてきた。
子どもの頃、とめ、はね、はらいの形がうまくいかなかった。
一本の画の、始まりも終わりも、途中も形が整わなかった。
お手本のような形にならない。
教科書に、筆の運び方が図示してある。
そのとおりに筆を使うと、お手本どおりの形ができあがる。
その手前には、筆の持ち方や、筆をどう使うかが書いてある。
子どもの頃は、筆の弾力や、穂先の動きまでは
感じ取れなかった。
今ならそれがわかるようだ。
百円均一で写経セットなるものを売っていた。
今まで目に入らなかったが、こんな物が百均にあるのか。
般若心経のお手本と、薄い紙が数枚のセットだ。
楷書の小さい文字を、そりゃ文字通り「小楷」と呼んで、
書の中でもひとつのジャンルになっている。
写経はそれに並ぶ。
お手本の紙の上に、透ける半紙を置いて、なぞるように字を書いていく。
しかし、どうもうまくいかない。
今までになく小さな字だから、ということではない。
筆先が暴れる。
小さいから、と言えば言えないこともないのは、
細かい部分でこそ筆先までコントロールしたいのに、
暴れる感じがするということだ。
これをさばいていくのが練習なのだろうか。
ああっ!っていうか、これこそが模書、古典的な書の練習方法じゃないか。
気付くの遅い。
つづく
小楷をきちんと書けるようになりたい。
毛筆を始めてみて3週間。
小筆にも慣れてきた。
子どもの頃、とめ、はね、はらいの形がうまくいかなかった。
一本の画の、始まりも終わりも、途中も形が整わなかった。
お手本のような形にならない。
教科書に、筆の運び方が図示してある。
そのとおりに筆を使うと、お手本どおりの形ができあがる。
その手前には、筆の持ち方や、筆をどう使うかが書いてある。
子どもの頃は、筆の弾力や、穂先の動きまでは
感じ取れなかった。
今ならそれがわかるようだ。
百円均一で写経セットなるものを売っていた。
今まで目に入らなかったが、こんな物が百均にあるのか。
般若心経のお手本と、薄い紙が数枚のセットだ。
楷書の小さい文字を、そりゃ文字通り「小楷」と呼んで、
書の中でもひとつのジャンルになっている。
写経はそれに並ぶ。
お手本の紙の上に、透ける半紙を置いて、なぞるように字を書いていく。
しかし、どうもうまくいかない。
今までになく小さな字だから、ということではない。
筆先が暴れる。
小さいから、と言えば言えないこともないのは、
細かい部分でこそ筆先までコントロールしたいのに、
暴れる感じがするということだ。
これをさばいていくのが練習なのだろうか。
ああっ!っていうか、これこそが模書、古典的な書の練習方法じゃないか。
気付くの遅い。
つづく
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