犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

ゲゲゲの調布発信
犬のこと、人の心身のこと、音楽や自作のいろいろなものについて

菓子と本

2019年08月25日 | 介護ウチのバヤイ
[あらすじ] 同居母86歳パーキンソン病要介護2認知症状少々、
宅食のカタログを見て注文葉書を書き、大量の食品を購入。
梅干しと佃煮の瓶詰めと、大量の菓子。冷凍食品、アイスクリーム。
合計およそ4万円。

という話を、友人Mの母M子様がお友達に話したら、
あるお友達も経験談を話してくれたそうだ。
「うちの母もムカシね…」

デパートで、ルイ・ヴィトンのバッグを、5度も注文してしまったという。

買ったのを忘れて、また買ってしまうのだそうだ。
菓子と桁が違う。
5つともなると、額は3桁にのぼるのではないだろうか。

いつ頃の話か、どのような流れだったかは分からないが、
キャンセルや返品はできなかったそうだ。



こういう話を聞くと、つくづく菓子程度で良かったと思う。

かりんとうとどら焼きと水ようかんでは、
大量に届いて段ボール箱が棺桶のようだと言っても、
4万円で済む。
キャビアだフォアグラだといった高価な食品でないことも救いだ。

これがブランド物や貴金属だと、金額の桁が変わってくる。



インターネットを使いこなせないのも救いである。
ネット注文なんてできたら、それこそ、なんでも買える。



出版社からカタログが届く。
「いい本だから欲しい。」と言うときがある。

いや、いくらいい本だからっていちいち買っていたら追いつかないですよ。
私もいい本は欲しい。でもいい本だからって全部は買えない。
繰り返し読みたい、参考にできる本だけを買おうと思って選んでも、
増えてしまう。
だから、母の気持ちは分かるけれど。と話すと、
「そうね」と購入欲が落ち着いてくれたようだ。

欲しがる本が、専門書なので、安くない。
普段、「目が開かない。見えない。読めない。」と訴えるのに、
本は欲しい。
矛盾している。

図書館で大きい文字の文学書を借りたら良いか、とも考える。
しかし、母はこの頃、本を開いた上で食事したりする。
パーキンソン病の影響で垂涎が多いし、薬の代謝物で唾液はオレンジ色をしている。
図書館の本も一撃でダメにしてしまう。



さて。
私はインターネットを使える。
日常の買い物にもずいぶん利用している。

末恐ろしいのは我が身である。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 改名:チャッピー | トップ | 引き »

コメントを投稿

介護ウチのバヤイ」カテゴリの最新記事