犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

ゲゲゲの調布発信
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ライブの夜は明ける

2017年12月07日 | なりもの
ライブをちょくちょくやっていれば、慣れっこのはずの事も、
たまにしかやらないと、「そういえばそうだった!」という事が起こる。

昨日は、廣島リマという少々暗いイメージを看板にする歌い手さんのステージだった。
(あら、そんなイメージ目指してなかったらごめんあそばせ)
照明も、自然と暗くなる。
準備した譜面が見えない。
キューを出す箇所に引いた蛍光マーカーがむなしく光る。

コードネームが見えない。
出番を落とさないように赤ペンで書いた歌詞が見えない。
トホホ!

でもこんなことは想定できる事だ。
何度も経験してきている事なのに、忘れている。
ちゃんと対応してきて、無事にやってきたから、かえって忘れている。
くっそ



トリは「ムード世代」である。
ムードテナーの沢中健三氏が、若い世代にムードを育てようと、
ギター村山政太さんとウッドベース位高太一さんと新しく組んだバンドだ。

ギターとベースでしばらくセッションした後、ムードテナーが一本で吹き語りながら
満を持しての登場だ。

むせび泣くムードテナー。
むせび泣けばむせび泣くほど、何かどこか滑稽な感じもかすかにするのは、
私だけなんだろうか?

それとも、沢中氏の「どうしてもふざけちゃう体質」が、
ムードテナーを真剣に吹いている時にもにじみ出ているからか?



リハーサルの合間に、持参のMEN’S5のCDに
サインをもらった。
沢中健三とはムードテナーの名前。
主催のメンズファイブではボーカルを取っていて、名前は淡谷三治(あわや惨事)。
その正体は佐藤公彦。



あ、これ、いいな。
やる内容によって名前を持つの。

私もトロンボーンのときと、ウクレレのときと、名前を代えようか。
ついでに三線弾く名前やチューバ吹く名前や打楽器やる名前まで付ける。
名前だけでバンド組めるくらい名乗れるだけ名乗る。

この手で行くか。



迷った末に選びヌいた一枚はメンズファイブのアルバム「SOUL SKINSHIP」。
小学男子の妄想の象徴であるリコーダーが宇宙船の形を取っている。
吹き口であるはずの先端には尿道口が開いている。
下品である。

メンズファイブで一番ウレた曲は、おそらく
アニメ「みどりのマキバオー」のテーマソング「とってもうまなみ」だろう。
下品である。

このアルバムには、その前にウケた曲「ヘーコキましたね」が収録されている。
上品ではない。
これは聞けば「聞いたことある!」という人も多いのではないかな。

他にも、聞き覚えのあるあのメロディーから始まる「ファミリー・ディスコの本命版!!~ソウルお父さん」、
男女ボーカルの掛け合いがステキな「夢☆星伝説」、
箪笥を歌った名曲「四畳半ディスコの決定版!!~ダンス・イン・ザ・ルーム」、
マッカートニー&ウイングスの'live and let die'をパ★った「極道シリーズ第三弾!!~ピアノが弾きてぇ!!」
など、アイディアとテクニックの限りを尽くして実にくだらないことをやっている。
そこが、好きなのよね。

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