[ARSJ] アクロニムとは日本語で、頭字語という意味。
いくつかの単語が集まって一つの名称になっているようなものの、
かしら文字を取って、そのかしら文字の連続を新たな語として捉える、ということ。
発音も、新たな文字列を自然に読む。つまり、
[ARSJ]なら「エーアールエスジェイ」ではなく「アラスジ」などといった具合に。
特に、三文字のものが多い。
三文字も有れば他と偶然同じになるということもかなり少ないし、
語呂も良い。
これを、TLAと呼ぶ。
TLA自体もThree Letter Acronimつまり「三文字の頭字語」のTLAになっている。
こういう再帰的な言葉って面白い。
※
なんでもかんでも頭文字で略してしゃべるのは、楽しい。
友人との間で流行ったことが有る。
なんでもかんでもTLAで会話する。
「ちょっと待ってて」と言わず、
「CMT!」などと言う。
いやそれを言うなら「CHM」だろうとか、
いや「MTT」のほうがいいとか、どうでもいい議論をストイックに重ねて
ブラッシュアップしてゆく。
わざわざ全部言う。
「次の角を右、略してTKM!」とか。
長くなるわ伝わらんわで、略する意味が無い。
※
自分のやっている二人組のバンドを「i.n.u.」と名乗っている。
二人とも犬好きだが、日本には「INU」という名の伝説のパンクバンドが有る。
だから、何かの略称っぽくピリオドを入れた「.」。
なんかの頭文字ならば大文字にするのがフツウだが、小文字にした。
「INU」との視覚的な違いを出すという意図であったが、
アルファベットの中でも大文字と小文字の形の違いがあまり無い3文字であった。
アクロニムというよりは、イニシャルであるので、
「イヌ」ではなく、「アイエヌユー」と読む。
※
友人タドコロの同棲相手カミヤマが、タドコロのことをからかって
「TBS」と言う。
なんのことかと思ったら
「タドコロ馬鹿説」の略だ、という。
タドコロが悔しがって、
「じゃあKBS!」と言い返すが、
「KBSなんて有りませんー。何言ってんの。」
と、まるで小学生の喧嘩である。
つまり、TBS有りきなのである。
こういうのは、バクロニムという。
こじつけるんである。
※
バンド名を「i.n.u.」としてから、考えた。
何の略なのか。
ある人が「I need you」の略だ、と言った。
きれいだ。
きれい過ぎて、自称する気になれない。
考えて考えて考えたが、
「u」から始まる言葉がどうしても
ウンコしか出てこない。
何年経っても
「一日 二回 ウンコ」
を越えられない。
※
略して言う時は、
「〇~~×~△~~、略して〇×△!」
のように言う。
そこで、バクロニムの場合を考えた。
「略して」の反対だから、「略さずして」だ。
「i.n.u.、略さずして一日二回ウンコ!」
といった具合だ。
しかし、どうもうまく伝わらない。
「次の角を右、略してTKM!」
などと言えば、理解して乗ってきてくれて、
「その後はSMNね。」なんて言ってもらえる。
そうそう、しばらく道なりね。
「TBS、略さずしてタドコロ馬鹿説~」
と言われても、なかなか同様にバクロニムでやり返すことはできない。
言いたいことを略するのは自在だが、
既存の略称に合わせて言いたい文を作るのは、難しい。
※
アプロニムというものも有る。
頭字語がちゃんと語になっていて、略していない元の言葉と意味が合っている。
wikipediaにこんなのが紹介されている。
季節性情動障害はTLAでSADという。
Seasonal Affective Disorderを略すと、悲しいのsadになるという仕組みだ。
しゃれている。
ただ、偶然というよりは、
意味的にsadだから略したらSADになるような単語で命名した、
つまりバクロニム的に作られた語なのではないか、と私は思う。
いづれにせよ、言葉遊びとして、面白い。
いくつかの単語が集まって一つの名称になっているようなものの、
かしら文字を取って、そのかしら文字の連続を新たな語として捉える、ということ。
発音も、新たな文字列を自然に読む。つまり、
[ARSJ]なら「エーアールエスジェイ」ではなく「アラスジ」などといった具合に。
特に、三文字のものが多い。
三文字も有れば他と偶然同じになるということもかなり少ないし、
語呂も良い。
これを、TLAと呼ぶ。
TLA自体もThree Letter Acronimつまり「三文字の頭字語」のTLAになっている。
こういう再帰的な言葉って面白い。
※
なんでもかんでも頭文字で略してしゃべるのは、楽しい。
友人との間で流行ったことが有る。
なんでもかんでもTLAで会話する。
「ちょっと待ってて」と言わず、
「CMT!」などと言う。
いやそれを言うなら「CHM」だろうとか、
いや「MTT」のほうがいいとか、どうでもいい議論をストイックに重ねて
ブラッシュアップしてゆく。
わざわざ全部言う。
「次の角を右、略してTKM!」とか。
長くなるわ伝わらんわで、略する意味が無い。
※
自分のやっている二人組のバンドを「i.n.u.」と名乗っている。
二人とも犬好きだが、日本には「INU」という名の伝説のパンクバンドが有る。
だから、何かの略称っぽくピリオドを入れた「.」。
なんかの頭文字ならば大文字にするのがフツウだが、小文字にした。
「INU」との視覚的な違いを出すという意図であったが、
アルファベットの中でも大文字と小文字の形の違いがあまり無い3文字であった。
アクロニムというよりは、イニシャルであるので、
「イヌ」ではなく、「アイエヌユー」と読む。
※
友人タドコロの同棲相手カミヤマが、タドコロのことをからかって
「TBS」と言う。
なんのことかと思ったら
「タドコロ馬鹿説」の略だ、という。
タドコロが悔しがって、
「じゃあKBS!」と言い返すが、
「KBSなんて有りませんー。何言ってんの。」
と、まるで小学生の喧嘩である。
つまり、TBS有りきなのである。
こういうのは、バクロニムという。
こじつけるんである。
※
バンド名を「i.n.u.」としてから、考えた。
何の略なのか。
ある人が「I need you」の略だ、と言った。
きれいだ。
きれい過ぎて、自称する気になれない。
考えて考えて考えたが、
「u」から始まる言葉がどうしても
ウンコしか出てこない。
何年経っても
「一日 二回 ウンコ」
を越えられない。
※
略して言う時は、
「〇~~×~△~~、略して〇×△!」
のように言う。
そこで、バクロニムの場合を考えた。
「略して」の反対だから、「略さずして」だ。
「i.n.u.、略さずして一日二回ウンコ!」
といった具合だ。
しかし、どうもうまく伝わらない。
「次の角を右、略してTKM!」
などと言えば、理解して乗ってきてくれて、
「その後はSMNね。」なんて言ってもらえる。
そうそう、しばらく道なりね。
「TBS、略さずしてタドコロ馬鹿説~」
と言われても、なかなか同様にバクロニムでやり返すことはできない。
言いたいことを略するのは自在だが、
既存の略称に合わせて言いたい文を作るのは、難しい。
※
アプロニムというものも有る。
頭字語がちゃんと語になっていて、略していない元の言葉と意味が合っている。
wikipediaにこんなのが紹介されている。
季節性情動障害はTLAでSADという。
Seasonal Affective Disorderを略すと、悲しいのsadになるという仕組みだ。
しゃれている。
ただ、偶然というよりは、
意味的にsadだから略したらSADになるような単語で命名した、
つまりバクロニム的に作られた語なのではないか、と私は思う。
いづれにせよ、言葉遊びとして、面白い。
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