[あらすじ] 先週の月曜日に、同居母86歳パーキンソン病要介護2認知症状少々が
発熱し、夕方にたまたま予約していたかかりつけ医を受診したら、
蜂窩織炎だった。
「一週間、毎日、点滴が必要です。」
クリニックの前に、川が流れている。
この辺りでは流れの幅が5m有るか無いか。
橋の長さは30m足らず。
河川敷は整備され、草刈も行き届いて歩きやすい。
点滴は40分あまりかかる。
飼い犬13歳去勢オスのジーロくんは、家に一匹で留守番できない。
さみしくて鳴いてしまう。吠えて呼んでしまう。
(たまにぐっすり寝ていて飼い主の外出に気付かないこともあるが。)
しかたないので、犬も連れて通う。
手すりを伝って歩き、外はシルバーカーの母と、
その足元をすり抜けて駆け出す犬と。
犬を後部座席に乗せて、車を移動させて、母を助手席に乗せて、
シルバーカーを後部座席に積んで。
そして、座席の上で立ちっぱなしの老犬が転げないように、
静かに穏やかに運転する。
こういった気の遣い方は、私はあまり苦ではない。が、
毎日続くと慌ただしくはある。
診察が済んで点滴が始まると、自由時間だ。
車に戻って犬を連れて、川っぷちに降りる。
※
鴨がいる。各種いる。
岩がゴロゴロしているのかと見ると、そのうちの3つ以外は
鴨が丸まって寝ているのだったりする。
お尻を水面に突き出して、川床を漁ってはまた頭を出す。
そのお尻の羽が長いのが、オナガガモだ。
黒白のコントラストと胸の灰色が美しい。
一緒にいるひたすらまだらなのは、同じオナガガモのメスだ。
嘴が黒いのも特徴だ。
鴨の仲間は、つがいで行動している。
しかし、カルガモは見分けがつかない。
オスメスとも同じ色なのは、鴨にしちゃ珍しいことなのではないか?
ぐっと小さいのはコガモ。
オスは鮮やかな赤茶色の頭で、目の周りは輝く緑色だ。
メスはやっぱり地味なまだら。
いづれ子連れになった時、目立ってはいけないからだろうか。
鶺鴒もいる。各種いる。
セグロセキレイとハクセキレイは似ているけれど、
ほっぺたが白いのがハクセキレイ。
川辺好みと開けた場所好みと、どっちがどっちか忘れたが、
ほぼ似たような所に暮らしている。
これも、メスは地味な灰色。
キセキレイの黄色いのは腹なので、川辺を歩きながら、水辺にいるキセキレイは
背中の灰色ばかりが見えるわけで、そうなると、発見すらしにくい。
上記の2種よりいくぶん小さい。
鵜もいる。
川にいるんだからカワウなのか。
とにかく黒い。
嘴は黄色い。
図鑑の説明では、嘴が黄色いのはウミウだ、という。
カワウの嘴の色は「肉白色」と書かれている。
でもパッと見たら黄色に見える。
カワウは褐色がかっていて、ウミウは緑がかっているらしい。
同時に並んで名札掛けててくんなきゃ、わからない。
水中に潜っては浮かび上がり、のどがゴクンと動くのが見える。
鷺もいる。大中小いる。
白鷺には、ダイサギとチュウサギとコサギがいるのだ。
大きさの違いに加えて、姿形が若干異なるのと、
嘴、目、目の周り、脚、足といった箇所の色で見分ける。
私は、コサギの足は黄色い、ということしか頭に入っていない。
水の中に立っていたら足は見えない。
チュウサギの子どもかもしれない。もう知らん。
アオサギというのもいる。
青いというより、薄い紫がかった灰色、という感じの色だ。
近くを飛ぶとけっこう迫力のある大きさだ。
カワセミもいる。
「ヒッ」と「ピッ」と「キッ」の中間の鋭く高い声をあげて、
川面すれすれをすごいスピードで飛んで行く。
背中が青く輝く。
なわばりを持つという。
2羽のカワセミが飛んで行くのを見ることが有る。
自分のなわばりに入った他のオスを追い払っているのだろうか。
水面の上に張り出した木の枝にとまって、
そこから水中に飛び込んで獲物を咥えてまた枝に戻る。
同じ木に2羽のカワセミがとまっている。
つがいなのかもしれない。
※
なんてな鳥どもを眺めて犬と歩いていると、
あっという間に30分くらい経っていて、慌ててクリニックに引き返すと
受付さんがこちらを見つけて出て来て「点滴終わりました」なんて
声をかけてくれる。
十年通って、医師ばかりでなく、看護師さん、理学療法士さん、医療事務さんに
憶えてもらい、良くしてもらってきた。
点滴ももう終了。
残念だが、さいなら。
発熱し、夕方にたまたま予約していたかかりつけ医を受診したら、
蜂窩織炎だった。
「一週間、毎日、点滴が必要です。」
クリニックの前に、川が流れている。
この辺りでは流れの幅が5m有るか無いか。
橋の長さは30m足らず。
河川敷は整備され、草刈も行き届いて歩きやすい。
点滴は40分あまりかかる。
飼い犬13歳去勢オスのジーロくんは、家に一匹で留守番できない。
さみしくて鳴いてしまう。吠えて呼んでしまう。
(たまにぐっすり寝ていて飼い主の外出に気付かないこともあるが。)
しかたないので、犬も連れて通う。
手すりを伝って歩き、外はシルバーカーの母と、
その足元をすり抜けて駆け出す犬と。
犬を後部座席に乗せて、車を移動させて、母を助手席に乗せて、
シルバーカーを後部座席に積んで。
そして、座席の上で立ちっぱなしの老犬が転げないように、
静かに穏やかに運転する。
こういった気の遣い方は、私はあまり苦ではない。が、
毎日続くと慌ただしくはある。
診察が済んで点滴が始まると、自由時間だ。
車に戻って犬を連れて、川っぷちに降りる。
※
鴨がいる。各種いる。
岩がゴロゴロしているのかと見ると、そのうちの3つ以外は
鴨が丸まって寝ているのだったりする。
お尻を水面に突き出して、川床を漁ってはまた頭を出す。
そのお尻の羽が長いのが、オナガガモだ。
黒白のコントラストと胸の灰色が美しい。
一緒にいるひたすらまだらなのは、同じオナガガモのメスだ。
嘴が黒いのも特徴だ。
鴨の仲間は、つがいで行動している。
しかし、カルガモは見分けがつかない。
オスメスとも同じ色なのは、鴨にしちゃ珍しいことなのではないか?
ぐっと小さいのはコガモ。
オスは鮮やかな赤茶色の頭で、目の周りは輝く緑色だ。
メスはやっぱり地味なまだら。
いづれ子連れになった時、目立ってはいけないからだろうか。
鶺鴒もいる。各種いる。
セグロセキレイとハクセキレイは似ているけれど、
ほっぺたが白いのがハクセキレイ。
川辺好みと開けた場所好みと、どっちがどっちか忘れたが、
ほぼ似たような所に暮らしている。
これも、メスは地味な灰色。
キセキレイの黄色いのは腹なので、川辺を歩きながら、水辺にいるキセキレイは
背中の灰色ばかりが見えるわけで、そうなると、発見すらしにくい。
上記の2種よりいくぶん小さい。
鵜もいる。
川にいるんだからカワウなのか。
とにかく黒い。
嘴は黄色い。
図鑑の説明では、嘴が黄色いのはウミウだ、という。
カワウの嘴の色は「肉白色」と書かれている。
でもパッと見たら黄色に見える。
カワウは褐色がかっていて、ウミウは緑がかっているらしい。
同時に並んで名札掛けててくんなきゃ、わからない。
水中に潜っては浮かび上がり、のどがゴクンと動くのが見える。
鷺もいる。大中小いる。
白鷺には、ダイサギとチュウサギとコサギがいるのだ。
大きさの違いに加えて、姿形が若干異なるのと、
嘴、目、目の周り、脚、足といった箇所の色で見分ける。
私は、コサギの足は黄色い、ということしか頭に入っていない。
水の中に立っていたら足は見えない。
チュウサギの子どもかもしれない。もう知らん。
アオサギというのもいる。
青いというより、薄い紫がかった灰色、という感じの色だ。
近くを飛ぶとけっこう迫力のある大きさだ。
カワセミもいる。
「ヒッ」と「ピッ」と「キッ」の中間の鋭く高い声をあげて、
川面すれすれをすごいスピードで飛んで行く。
背中が青く輝く。
なわばりを持つという。
2羽のカワセミが飛んで行くのを見ることが有る。
自分のなわばりに入った他のオスを追い払っているのだろうか。
水面の上に張り出した木の枝にとまって、
そこから水中に飛び込んで獲物を咥えてまた枝に戻る。
同じ木に2羽のカワセミがとまっている。
つがいなのかもしれない。
※
なんてな鳥どもを眺めて犬と歩いていると、
あっという間に30分くらい経っていて、慌ててクリニックに引き返すと
受付さんがこちらを見つけて出て来て「点滴終わりました」なんて
声をかけてくれる。
十年通って、医師ばかりでなく、看護師さん、理学療法士さん、医療事務さんに
憶えてもらい、良くしてもらってきた。
点滴ももう終了。
残念だが、さいなら。
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