犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

ゲゲゲの調布発信
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お釜が待っています

2017年12月23日 | 日々
[あらすじ] 近所のお好み焼き屋をたたえる歌を演奏した。
その店の説明をしていたら、中川五郎さんはその店を知っていて、
一時期、我がご近所に住んでいたということがわかった。

中川五郎さんの曲はどれも長めだ。
曲と曲の間の話も長い。
どちらも大事だからだろう。

誰それのどの詩が好きで、どこそこの出版社から出たどの詩集を、
いつ頃読んでいて、その頃どこそこに住んでいて、
その街には詩人の誰それが住んでいて、云々と逸話は続く。

そして、その好きな詩に曲を付けました、と歌が始まる。

さて、好きな詩人のひとりに、プレヴェールがあると言う。
知られたところで言うと、シャンソンの「枯葉」の作詞者である。
何人もが翻訳している中で、大岡信さんが使ったある言葉が気に入っている、と言う。

大岡信さんと言えば、私にとっては「近所の人」なのだ。
ウチからほんの200mくらいのところに住んでいた。
袋小路の途中の家で、庭がある。
私は二、三十代の頃に水道のメーター検針員をやっていたが、
大岡さんの家も担当地区であった。
詩人の家の庭に入って、メーターの針を読んでいた。

お好み焼き屋の話をしたら、中川五郎さんがご近所さんだったということがわかった。
当時、知り合いったかった!と私は思ったものだ。
自分があの辺りに住んでいた頃、大岡信さんも近くに暮らしていたと知って、
五郎さんはどんなふうに感じただろうか。


[あらすじ] お釜に紐を結ぶと探し物が見つかる。

11月2日の焼鳥屋でのライブが終わり、
私はウクレレのソフトケースを「当分使わないから、目も手も届きにくい所に置いておこう」
ということにした。
そういう、自分の考えた事は思い出せるが、
結局どこに置いたのかは、思い出せない。
目も手も届きにくい所を探してみたが、見つからない。
そう考えたわりにそうでもない所に置いたのかもしれない。
いや、ちゃんと目も手も届きにくい所に置いたのだ。
だから見つからないのだ。
う、うーむ

悔しいので、お釜に紐を結ばなかった。
お釜に紐を結んだことによって、心落ち着き、
物は在るべき所にちゃんと在り、
無い所を探すから無い無い見つからないとなるだけなのだ。
と、覚った気になっていたからだ。

結局、ライブに行くまでに見つからなかった。

はい、今日は部屋の片付けをします。
きっと、ウクレレのソフトケースも待っている。

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