[あらすじ] センダン、ネムノキ、ハナミズキ、ハゼ、ヤナギ、
チャンチン、サンゴジュ、カキ、サルスベリ、ムクゲ、ニワトコ、
シロダモ、ビワ、アワブキ、サクラ、クワ、アカメガシワ、ツツジ、
サツキ、モモ、ツバキ、アオキ、アンズ、キンモクセイ
ニワトコはやたらに伸びる。
伸びるのが速い木は、木質がスカスカで軽く軟らかいため、
切るのも楽だ。
バサバサと枝を切り落とす。
どうせひと夏で元通りくらい . . . 本文を読む
[あらすじ] 地下室が雨漏りするので、工事をしている。
東隣に挨拶に行ったら、木の枝を切るように言われた。
家の前の砂利道に、毎日のように犬の糞の放置がある。
さて、細い砂利道を挟んで西側の家にも挨拶に行った。
去年まで空地だった300坪ほどの土地に、7軒の建売が建ち、
全て小さい子のいる若い夫婦が入居してきたのだ。
その中でも道を挟んでお隣の家は、一番上のお兄ちゃんが高校生とあって、
お母 . . . 本文を読む
[あらすじ] 近所のアパートの住人が、猫に餌をやるのはいいが、
残飯を道端に投げ置くという方法がいかん。
調布市の場合、環境政策課という部署で、立て札がもらえる。
立て札にも、「・猫が食べ残したエサは、片付けましょう。」と書いてある。
そもそも道端ではなくて、自分のアパートの敷地内でやればいいのに。
それに、残飯ではなくて猫のための餌をやればいいのに。
さらに、地面に投げ与えるのではなく、餌 . . . 本文を読む
近所に、野良猫に餌をやる人がいる。
はじめは自分の住んでいるアパートの敷地のすみにやっていた。
しかし、アパート内で苦情でもあったのだろうか、
そのうち、細い道を挟んで反対側の道端に出すようになった。
お向かいは畑なので、遠慮しなかったのだろう。
しかし、畑の主が、市役所からもらった立て札を立てた。
立て札に曰く
「ネコにえさをあたえている方へ
地域のルールを守り、まちをきれいにしましょう。
. . . 本文を読む
室内で犬を飼っている。
犬の行動や表情を逐一見ることができる。
庭のすみに繋いでおいて、家の出入りの際や、
犬の散歩と餌やりの時だけにかまっていたのとでは、
まるで見え方が違う。
犬にとっても同じことだ。
人を近くで四六時中見ていると、いろんなことがわかるだろう。
人の言葉や、家族の関係性や、生活習慣や。
外から家に帰って、部屋に入ると、2匹が尾を振って駆け寄ってきて、
おかえりなさいの挨拶 . . . 本文を読む
選挙の結果を見る度に暗い気持ちになるが、
もう今回は闇だな。
基本的人権が憲法から削除されるかと思うと、
ブログ書こうったって筆も進まない。
社会不安が大きくなれば、病気も増える。
すると国の医療費も介護や福祉の費用も膨らむ。
貧しさの行く末は戦争だ。
不安を抱える国民の鬱積した怒りを敵意にすり替え、
国内の問題だったはずの不満を隣の国へ向けさせる。
そんな政治だ。
自宅の前の砂利道をカブ . . . 本文を読む
傘をすぐになくす。
一度なぞ、行きに最寄の駅前で買って、
その店から駅までの100m足らずと、行き先の駅から目的地の100mばかりを差して、
置き忘れてきた。
1000円の傘を買ってこのザマだ。
ちゃんとした傘を買う気になれない。
もっと良い傘を買えば忘れたりしないだろう、と言われても、
傘を忘れる癖が付いている上で良い傘を持つのはおそろしい。
外回りの仕事をしていたが、もっぱらカッパを着た . . . 本文を読む
「夢落ち」と「動物が立って歩いてしゃべる」というのは、
マトモな作品ではやってはいけないことだと考えている。
安易にこのような手段に頼ったものは大概は紙屑なのだが、
もちろん例外はある。
家を持たぬ猫、遠藤平蔵は夜な夜な町を廻り、涙の匂いがすると立ち寄る。
時には励まし、逆に諭されることもあり、ご馳走にありつくこともある。
涙の理由の苦しい体験を聞くたびに、平蔵は背中に傷を負う。
野良の世界 . . . 本文を読む
[あらすじ]
症状が起きているとき、身体の中で何が起きているのか。
現代医学だったら、ここの血流が悪いとか、それは自律神経の働きでとか、
副腎からのホルモンがとか、それは脳からのホルモンがとか、
そういった説明になる。
中国古代医学だったら、ここに冷えがあるとか、それは氣の滞りのせいでとか、
氣が逆上しているとか、それは肝の作用でとか、
そういった説明になる。
どちらも、病気の時に身体がど . . . 本文を読む
[あらすじ] 肩こりに鍼をしていると、一ヶ所良くなったら次の箇所次の箇所へと、
まるで痛みが移動するかのような現象が見られる。
全体が凝って痛んでいるのだが、一番痛いところだけが意識にのぼるような仕組みに
なっている、という説明ができる。
治療と痛みは追いかけっこのようだ。
この部分の痛みを治めたらあっちが痛い、あっちを治めたら今度はこっち、
というのをしらみつぶしになんてやっていたら、キリが . . . 本文を読む
命に関わるような恐ろしい状況で、自分は平静を保てるだろうか。
と、時々考えてみる。
山の中で熊に遭ったことがある。
後で調べて、そうしてはいけないことを知って背筋が凍ったものだが、
その時、私は一瞬にらみ合った後にくるりと振り返って、
今来た山道をあとも見ずに駆け下って逃げた。
今までに無い速さで、今までに無く長い間を走り続けた。
恐怖を感じたら、へなへなと腰がくだけてしまいそうだ。
と思って . . . 本文を読む
怖いものがいくつもある。
ひとつひとつで震え上がったりはしないのだが。
※
海。 とにかく水の量が多い。多過ぎる。
それに、中にどんな恐ろしげな生き物がいるか知れたもんじゃない。
高い所。 当たり前のように高い所は足がすくむ。
しっかりと広い場所ならまだしも、際なんか立つのはいやだ。
風。 そんな場所にいて、風が吹いていたらとてもいやだ。
いや、広い場所にいても強い風は怖い。
広い所。 . . . 本文を読む
鍼をしていると、痛みが移動する、という現象をしばしば経験する。
肩がこります。
どこが一番凝るか聞いて、そこを治すと今度は別のところが気になると言う。
たとえば、「右肩がこります・もうちょっと下のところがまだ痛いです・
良くなったんですけど今度は左が痛いです・首の上のほうが痛いです」
と言った具合だ。
まるで、鍼に追われて痛みが体のいろんなところへ逃げ回っているようだ。
もちろん、そんなわけ . . . 本文を読む
犬の年齢を人間の年齢に換算する。
ウチのきょうだい犬2匹は、あと3週間で11歳になる。
人間で言うと、60歳くらいだ。
10kgちょっとの雌犬カバサと、
14kgちょっとの雄犬ジーロ。
最近、近所で3匹散歩させているオジサンを見かける。
3匹がソックリなので、自転車で通りすがりに、きょうだいですか、
と聞いてみた。
やっぱりそうだった。
体格も体形もそっくりだ。
ただ、毛色が違う。
白っぽいの . . . 本文を読む
昨日は毎月一日の法螺の日、七月馬鹿でした。 六月の法螺で使った、みごとな練りきりの鮎の使い回しですが、 法螺はそこじゃないよー。 http://blog.goo.ne.jp/su-san43/d/20160602 主役が練りきりですからね、 石の代わりに、麩菓子と黒砂糖、 砂の代わりに、粉糖、グラニュー糖、あられ3段階。 鳥の羽の代わりにブラシを使い、 盆石で使う小さな篩(ふるい)の代わりに . . . 本文を読む