幼稚園児の時、同級生に首を絞められた話を書いた。
その子とは同じ小学校に上がった。
首を絞められるようなことはそれきり無かったけれど、
何か、力による支配、のようなものは続いた。
その子ともう一人の更に強い子がいて、
私は逆らえなかったような記憶が有るやら無いやら。
あれっ、でも、その支配の記憶は、小学2年までのもののような気がする。
3年生以降、クラスが同じになることが無かったのだろうか。 . . . 本文を読む
幼稚園の時のこと。
同じクラスの子に、首を絞められた。
先週、この話を書いた。
もう少し詳しく思い出してみる。
※
私は、その幼稚園に編入した。
引っ越してきたのが十月の下旬だったから、その頃だろう。
5歳になった年だったか。
前に通っていた幼稚園は3年保育の年中さんで、
引っ越してきたら2年保育の年少さんになるのが
ちょっと不思議ながら、5歳児なりに理解したような記憶が有るやら無いやら。 . . . 本文を読む
45㎝水槽を、食卓の隅に置いている。
水槽にはドジョウとメダカとエビとカワニナがいる。
水草を少し植えてあり、マツモが浮いている。
食卓に就いて、水槽のほうを見ると、
向こうの部屋と庭が透けて見える。
写真に撮ると、まるで天井に草が繁って、宙にメダカが泳いでいるかのようになる。
※
ウジャウジャと集まっているので、ちょっとギョッとした。
水面から垂れ下がるマツモに、エビが集まっていたのだ . . . 本文を読む
防災グッズという感じの物だろう、
ライトを貰った。
折り畳まれたビニールの本体を開くと、
一辺10㎝くらいの立方体になる。
一つの面に、ソーラーパネルが付いている。
昼間、明るい所に置いておけば、発電・蓄電できる。
こりゃ便利だ。
車中泊の時のために、車の中にライトを置いてあるが、
いざって時に電池切れで困ったことが有る。
※
どうせなら普段から使おう。
室内で、それを「カサカサ」と広 . . . 本文を読む
家の門先に、あれこれの植物を株分けしたものを、
百円均一で置いている。
今は、開花したクリスマスローズがよく出ていく。
そりゃ、百円でひと鉢なんだから。
文字通り掘り出し物だろう。
百円はオープンセールだったことにして、
ぼつぼつ値上げしようかしら。
200円くらいに…。
200%の価格高騰だが、まだ安い。
※
庭で殖えて殖えて困るものを、
昨年までは捨てていた。
庭に置いておいて乾いた . . . 本文を読む
[あらすじ] 友人Mが、親戚の家で長年放置されていた木琴をくれた。
ヤマハの子ども用のもののようだ。
6鍵おきにしか柱の立っていない、簡素な造りのものだ。
枠から作り直し、柱も全鍵盤の間に立てて、しっかりと紐を張った。
ヤマハのロゴは、赤い文字に金の縁取りだ。
文字の色に合わせて紐を買った。
…のつもりが、ネット上での商品写真の色と、実物の色はずいぶん違った。
残念。
L字型の洋折れを柱に使 . . . 本文を読む
[あらすじ] 庭の隅で9メートルの高さに育っていたチャンチンを伐った。
さらに、板状に切る。
雨の予報が有る。
切り落とした枝や幹が、庭にほったらかしてある。
はね返りで土にまみれてしまわぬうちに、片付けねばならない。
チェーンソーで、片っぱしからぶった切る。
そして、塀沿いの薪棚に積む。
薪を運ぶ時は、ぶん投げる。
抱えて持ち上げて歩いて運んで、などとやっていると、
時間も労力もかか . . . 本文を読む
「割る」と言うと、
薪を割ったことしか無い。
だから、
斧を使って、「パカーン!」と勢いで割ることが「割る」だと思っていた。
しかし、
木を縦に切ることも「割る」と言う。
厚い材を買って、材木屋さんに持って行って、縦に半分に
つまり薄くしてもらったことが有る。
専用の鋸で切って貰ったのだが、
その時、材木屋さんが「割る」と言っているのを聞いて、知った。
「パカーン!」じゃなくて
鋸で引いて . . . 本文を読む
[あらすじ] 友人Mから、古い木琴を貰った。子どものおもちゃと言うには立派、楽器と言うには今一つ。鍵盤を支えている紐の橋桁が、6鍵ごとにしか立っていない。https://blog.goo.ne.jp/su-san43/e/f3ba827ebfc87215d204b653ed489657柱を増やそうとしたが、既存の横棒は硬い材の丸棒で、ヨーオレをネジ込んでいったらネジ切れてしまった。枠から作り直すこ . . . 本文を読む
40*30*30cmの箱だ、と古書店の連絡にあった。
ほんとかいな。と思ったら、ほんとじゃなかった。
正確には、内寸26.7*37.4*28cmだった。
つまり、B4サイズで深さ28cmの段ボール箱というわけだ。
書架から取り出した本を判型で分類して、
この段ボール箱に片っぱしから詰め込んでいく。
B5版の学会誌や教科書は当然すっきりと収まる。
その他の判型の本を組み合わせて詰め込む。
パズル . . . 本文を読む
世界の事、宇宙の事、その外の事。
私の力ひとつでは知り尽くすことができない。
もっと知りたいし、旅もしたいし、色々な経験もしたいし、
私の知らない事を知っている人、私と違う経験をしている人、
つまり全ての人と話をしてみたいとも思う。
けれど、その全体ときたら無限なので、
自分にはどうしようも無いという気持ちになる。
しかし、そこで諦めたら小ぃこい蛙(かわず)の完成だ。
そんなふうに自分を限定す . . . 本文を読む
実体験をもとにして法螺を書いた時に、いつも思う。
事実は小説より奇なり。
些細な作り話の部分よりも、本当の話のほうがずっと面白かったりする。
毎回、懺悔のために翌日に本当のことを書いている。
今回は正直に言って、本当のことを書くことを目的に法螺を書いた。
実際に有ったできごとの、意外な部分を書かなかったわけだ。
無かったことをでっち上げるのも嘘。
事実を捻じ曲げるのも嘘。
一部分を隠すことも、 . . . 本文を読む
死ぬということ自体を怖いとは思っていない。
しかし、殺されるとしたら、怖い。
死が眼前に迫っているから、というより、
自分に危害を加えようという思いが怖い。
激烈な手段が怖い。
痛いのは怖い。
※
殺されそうになった経験が有りますか?
殺されそうになるという状況を想像したことすら無い人も多いのではないだろうか。
※
渾身の力を籠めて、首を絞めてくる。
両手を私の首にかけ、思い切り力をか . . . 本文を読む