簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
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商店街の再生

2011-10-17 | Weblog
 江戸から昭和にかけて商都として賑わいを誇った、大分県の周防灘に突き出た国東半島の
北西部に位置する、人口2万3千人余りの豊後高田の町も例外では無かった。
 かつてこの近在では一番の賑わいを誇った商店街からも、いつしか人波は途切れ、やがて
人が消え、犬猫しか歩かないと酷評されるほどに廃れてしまった。



 そんな商店街に再び活気を、仕舞い込んでしまい忘れかけている懐かしい昭和30年代に
帰ろう、あの賑わいを再び取り戻そうとする取り組みが、今俄かに注目を集めている。

 何の変哲も無い、小さな町の何処にでも有る(有った)小さな商店街が、チョッとした
工夫と関係者の努力で見事に甦った。
平成13年から始められたと言う、商店街の再生事業から生まれた「豊後高田 昭和の町」
それである。



 衰退したが上に、建て替えの進まない商店街に残る昭和の時代の建物を、逆手をとって
そのまま生かし、新たに建てられる建物や改造される建物は、逆に昭和30年代風にすることで、
見事に昭和の街並みを再現したのである。



 そして、「一店一宝」として昭和のお宝を店先に展示し、「一店一品」として昭和の頃から
の逸品を店先で販売、「昭和の商人」として来場するお客との心の交流を大切にすることで、
街に命を吹き込み、ソフト・ハードの面から整備を進めたようだ。



 この成功事例が数々の賞を受賞、全国で注目されることに成る。
大型の駐車場も整備され、今では年間30万人近くもの人が訪ねる人気の観光地と成っている。(続)


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