TABOの囲炉裏部屋

さあ~ゆっくり、上がってたんせ。ぼ~とした何もない日もいいでしょう。

ナナカマドで草木染め第2弾 !

2013-05-31 09:11:34 | 草木染め

おはようございます。

あまりうれしくて朝から更新しました。

昨夜もナナカマドと戯れて、アルカリ液(木灰液)で抽出し、媒染も同じアルカリ液で染めたところ、見事に赤みかかった茶色に染まってくれました。感動です。

満足しました。

 


ナナカマドの枝葉を使った染め

2013-05-29 17:53:32 | 草木染め

この頃、夜な夜な染めをしています。

前から「ナナカマド(鹿角市の木)」で染めたいと思っていました。

ナナカマドの実を使った染めはよく聞きますが、枝葉は無理かな!と思っていましたが、やさしい色にそまりました。

・まず、鍋いっぱいの枝葉を細かく切り、少なめの水を入れ、煮立ってから20分。

・2回繰り返して染液を作る。

・染液を80度位に温める。

・地入れしたミニストールを入れ30分位静かに繰る。

・酢酸アルミの媒染液に軽く水洗いしてから入れる。

・媒染を20分位。

・この行程を2回繰り返し、最後は染液に15分入れ、良く水洗いして陰干しする。

  媒染液で終了の場合は少し明るい山吹色。染色で終了の場合は少し渋いベージュになりました

写真ではピンクぽく見えますが、ベージュに近い色です。


ヨモギ染めの上に葦で色を重ねました。

2013-05-27 20:15:14 | 草木染め

日曜日、工房の当番でしたので、関善賑わい屋敷で染めをしました。

日曜日なのに観光客は一人も来ず、また、会の方も誰も来ない一日でした。

静かというか、さみしいというか…

本日の染はいろいろです。

ますは紫根でストールを染める準備。紫根をお湯に浸けている間に、前にヨモギで染めていたミニストールに葦で色を重ねました。

ヨモギだけですと渋い黄緑色ですが、葦を重ねることで少し明るい黄緑になります。

葦だけのミニストールと欲張って染めてみました。

それぞれ淡い自然の色を出してくれました。

左から葦、 紫根、ヨモギと葦、3回色を重ねた紫根染めで~す。


鹿角紫根での3回染めと6回染めの違い。

2013-01-29 19:09:33 | 草木染め

しばらくぶりで更新します。何かと気忙しく過ごした1月でした。ちょっと自己嫌悪に陥って…。年と共に成長しない自分にジレンマです。

誰か慰めてください。 なんて還暦を目の前にした大人が言うことではないですね。

気持ちを入れなおして、先日いただいた鹿角地方で栽培した紫根を使って3回染めと6回染めの違いを実験君をしてみました。

・紫根(半渇きの根を冷凍したもの) … 120g

・椿灰(二番液) … 450cc

・何日か前に紫根で3回染めていたミニストールと新しい布(どちらも絹) … 60g

【染液の抽出】 

・根を10分位お湯につける。

・紫根を厚手のナイロンの袋に入れ石の上で木槌でつぶす。⇒ さらしの袋に入れる。

・40~50℃のお湯1.5リットルのなかで揉んで色素を絞り出す。

・この工程を3度繰り返し、4.5リットルの洗液を作る。

【地入れ】  3リットルのお湯(40℃くらい)でよく繰る。⇒20分位

【染 色】  地入れした布を絞らず45℃くらいに温めた染浴の中に入れる⇒40分間よく繰る。ここが一番の勝負どころ

【媒 染】 4.5リットルのお湯に椿灰汁を150cc加える⇒ よくかき混ぜ、洗液の布をお湯で軽く洗い媒染浴に入れる。

      ⇒ 20分よく繰る。

  

・上記の工程を3回繰り返す。(その都度洗液は750cc、媒染液は150ccを加える)

2度目の染色の布は媒染で終了。一度目の染色の布は洗色で終了する。(もう一度染めるため)

良く水で流し洗いする。

・2枚とも絞らず乾かす。今日の染めはこれで終了です。まあまあの色です。