今回の研究は「綿の布を茜で煮染めをする」です。
【染色前の下準備】…【呉汁処理】 ⇒ 今回は豆乳を使う。
1 布の精錬 … 洗剤を水で溶いて沸かす。そこに布を入れ、5~10分ほど煮る。
2 粗熱がとれたら3回くらい濯いで脱水する。
3 豆乳10gを3リットルの水に入れ、布を30分浸ける。⇒布がひたひたになる量
時々上下を変える。
4 濯がず脱水して陰干し。 2日ほど置いて馴染ませてから染色する。
この呉汁処理もいろいろなやり方があるので試してみなくては…
【材料】
1 呉汁処理した布 …80g(テーブルセンター・ハンカチ)
2 茜の根 …90g(布の重さ+10g)⇒これもいろいろです。
3 みょうばん … 6g(布の重さの8~10%)
【染液を作る】
2 3リットルの水に茜の根を入れて煮る(酢を少し入れる) ⇒煮立ってから30分 ⇒ 液を濾す 一番液
3 濾した根を3リットルの水に入れて煮る(酢を少し入れる) ⇒ 煮立ってから30分 ⇒液を濾す 二番液
4 一・二番液を混ぜる ⇒ もう一度濾す
【地入れ】
布はぬるま湯につけ水分を浸透させる ⇒ 20分
【染色】
1 染液に布を入れ煮る⇒ 煮立ったら弱火で20分 ⇒ よくかき混ぜ気泡も押し出す。
2 鍋に布を浸けたまま染液を冷ます。
【媒染液を作る】
1 ミョウバン6gをお湯で溶いて3リットルの媒染浴をつくる。
2 媒染浴の中に染めた布を入れ気泡を押し出しながら20分浸ける。
【染色】
再び洗液に媒染した布を入れ火にかけ煮立ったら中火で20分煮る。⇒ 冷ます。
布を取り出し流水の中で振り洗いし染液をしっかり落とす。
乾かす。
濃い色に染まりました。
今回は綿で渋い茜色になりましたが、この次はオレンジに近いきれいな茜色を出すために65℃くらいで洗液を抽出し、染めもそのくらいの温度で絹を染色してみようと思います。
いろいろ挑戦してみます。自分なりに
楽しんでます。